昨日は秋季見学会で天理にいってきました!
少し寒かったですが、歩いているうちに気温が上がり、見学会日和になりました。
最初に訪れたのは黒塚古墳です。
黒塚古墳 |
黒塚古墳復元石室 |
黒塚古墳は卑弥呼が魏から貰ったとされる三角縁神獣鏡が33面出土した古墳で、鏡はすべて鏡面が被葬者の棺がある内側に向けた状態で出土していることや、被葬者の頭上には別の鏡が1面置いてありました。また棺の床や壁面にはベンガラが使用されていて赤くなっていることなどがわかりとても面白かったです。
次に、訪れたのは崇神天皇陵と櫛山古墳です。
崇神天皇陵は全長242mあり、近くで見るとその大きさに圧倒されました。
崇神天皇陵(西南から) |
櫛山古墳は崇神天皇陵の東側にあり前方後円墳ではなく、双方中円墳という全国でも数基しかない珍しい墳形の古墳だと先輩の説明と測量図からわかりました。
その後、中山大塚古墳、西殿塚古墳、東殿塚古墳、竹之内環濠集落、東乗鞍古墳、西乗鞍古墳を見て回りました。
東乗鞍古墳は石室内に入る事ができ、その石室の巨大さを肌で感じることができました。中には石棺もあり、目に入ったときはその大きさにとても驚きました。
東乗鞍古墳石棺 |
見学風景 |
次に、西山古墳、天理参考館です。
天理参考館はとにかく展示室が大きく、1時間半も見学時間をとったのですがあまりの展示品の多さにゆっくり見ることができませんでした。今度訪れた時はもっとじっくり見てみたいと思います。
最後に見学したのは峯塚古墳と石上神宮です。
峯塚古墳は定例研究会で先輩が説明してくれた岩屋山式石室で、その基準となる明日香村にある岩屋山古墳も夏季見学会で実際に見ていたので、先輩の補足説明も聞いて更に岩屋山式石室について理解が深まりました。
峯塚古墳入口 |
最後に石上神宮で集合写真を撮りました。石上神宮は日本最古の神社の一つで日本書紀や延喜式に記されており日本書紀上で伊勢神宮と並んで神宮と称される由緒正しい神社です。
写真は撮れませんでしたが、本殿の前にある拝殿は日本最古の拝殿で国宝に指定されている建物です。
石上神宮楼門前での集合写真 |
今回の見学会では大和古墳群と言われる古墳時代前期を考える上で重要な古墳が密集する天理を見学することができ、とても勉強になりました。
行程の関係で回れなかった古墳や遺跡も多くあるので、また見に行きたいと思います!!
おがわ
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