2016年3月31日木曜日

図書登録!!


 こんばんは

 普段私達がしている活動の一つである図書登録について書いていきます。

 図書登録とは、各県の博物館や教育委員会などから送られてくる本を管理するためにデータ化する作業です。

 最初はあまり作業に慣れませんでした。 しかし、作業を行っているうちに楽しくなしました。なぜかと言うと、遺跡の名前を覚えたり、タイピングが速くなったりと自分にいい点が身に付けられたからです。


 私は来年度から図書委員になります。来年度入学する新一回生に本の大切さ・大事さを分かってもらえるように頑張ります。

図書登録中

 

2016年3月23日水曜日

奈良大学発掘調査~斑鳩大塚古墳~を見学しに行きました!!


  こんばんは
 昨日は学生3人で奈良大学が行っている斑鳩大塚古墳の発掘現場を見学しに行きました。

 豊島先生に斑鳩大塚古墳の概要や各トレンチの説明をしてもらいました。

 現場で一番最初に受けた印象は「すごく人がいる!!」ということでした。
 私は他の大学が行う発掘現場を見学したことがないので調査区がどのくらいの規模で、どれだけの人がいるかなど、予想もつきませんでした。しかし、今回の見学でどちらも私の予想をはるかに超えるものでした。私たちが去年行った藤井岡古墳の発掘調査は10人弱なのに対して奈良大学は30人前後の学生が作業をしていてとても驚きました。
 現場は埋戻しが進んでいましたが、雰囲気はしっかりと伝わってきました。あれだけの広さを学生たちの手で1m以上もの深さを掘るのはとても骨の折れる作業だと思いました。

 豊島先生の話は奈良大学の学生のことや同じ作業でも場所によってやり方が違うことなど、一つ一つがとても面白く、刺激をいただきました。学生たちは皆、仲が良くとてもにぎわっていて楽しそうな現場でした。

 豊島先生に「ブログ見てるよ」と言われてとても嬉しかったです。
 また機会があったら是非見学に行きたいです!!

アトム

2016年3月18日金曜日

明日はオープンキャンパス!!


 こんばんは
 アトムです。最近は春を感じるほど暖かくなりました。

  さて、明日はオープンキャンパスです!
 学校のプログラムには載っていませんが、私たち考古学研究室でも見学者を大歓迎します!

  今しか見られない特別な埴輪やその他の遺物、普段の活動の様子が見ていただけます。

 興味のある方は是非足を運んでください!

明日見ることができる埴輪

アトム

2016年3月16日水曜日

オプション



 こんにちは。
 研究室も新体制となり数日がたちますが、まだまだ先輩たちに頼ってばかりです。4月2日には新入生も入学してきます。気を引き締めていきます。

  さて、ゼミ旅行のオプションで青森県に行ってきました。ゼミ旅行を含め初めて足を踏み入れる県ばかりで、海外に行くようで新鮮でした。今年は例年に比べて雪が少ないとのことでしたが、京都より格段に寒かったです。

  一日目の最初に、実際に震災後の姿が見てみたいと学生の要望で海岸沿いに足をは運ぶことにしました。
 前日のゼミ旅行景色とうって変わって、住宅基盤の跡が広がっており、流れてきた大型タンクであろうものだったり、津波被害で錆びれた建物が建っていたり、震災から5年経ってやっと震災の爪痕を目の当たりにしました。













 
  八戸市縄文学習館では、八戸市の是川遺跡の内に立地しています。是川遺跡周辺の発掘や保存に大きな功績を残した泉山兄弟による是川遺跡の歴史や概要について展示されています。八戸市風張遺跡の合掌土偶の復元品が展示してあります。

八戸市縄文学習館
 
 


 是川縄文館では、是川縄文館マスコットキャラクターの「いのるん」こと「八郎丸」と呼ばれている、国宝の合掌土偶をみてきました。この合掌土偶は、八戸市風張遺跡の竪穴式住居跡(縄文時代後期後半)から出土しました。座った状態で合掌する姿勢の土偶の完形品はこの合掌土偶が国内唯一です。
 合掌土偶の展示室前には、合掌土偶の履歴書たるものがあり、 学歴・経歴等に遊び心あふれた言葉が散りばめられツッコみどこと満載でした。その後、本物をみるとかわいらしくみえました。

是川縄文館にて

 
 
 八戸市博物館に行きました。私はここで一番気になったものがあります。それは、人面把手付土器です。把手部分に向き合うよう人面が4つ施されています。4人が手をつないで会話しているようにみえて、微笑ましくなりました。
 
人面把手付土器





 八戸市博物館に併設する史跡根城の広場に訪れました。
 ここは、建武元年(1334)に南部師行により築造され、現在は主殿を中心に鍛冶工房や馬屋、板蔵等が復原整備されています。主殿内部は、当時の儀式風景が再現されています。また、鍛冶工房や板蔵の内部にも入ることができます。

史跡根城の広場にて


 現在の弘前城は、100年ぶりの本丸石垣修理事業をおこなっている真っ最中です。工事終了まで10年かかりるそうです。石垣からは弘前市を一望すことができ、絶好の眺めでした。

弘前城にて



 弘前大学は、人文学部の上條信彦先生に展示室等の解説をしていいただきました。弘前大学は様々な学部がある特徴を生かして、農学・教育・科学・化学と考古学がタッグを組む共同プロジェクトをおこなっています。佐藤敏也氏による遺跡から出土した米のDNAから、現代の環境に対応する米をつくるといった研究をおこなっています。その他、学内の分析室にも案内していただき、考古学の幅広い研究領域を知ることができました。

弘前大学 展示室

 

  三内丸山遺跡は、皆さんがご存知の通りに日本を代表する縄文遺跡です。竪穴住居跡、掘立柱建物、環状配石墓、貯蔵墓、道路等が計画的に配置されています。また土偶約2000点が出土しており、これは日本最多の数になります。現在は、遺跡公園として整備されていましたが、まだ雪が積もっていたため、環状配石墓は見れませんでした。
 そして、三内丸山遺跡を含む北海道、青森県、岩手県及び秋田県の4道県は「北海道・北東北を中心とする縄文遺跡群」として、世界遺産登録を目指す取り組みを行っています。

雪化粧した三内丸山遺跡と一緒に



 明治大学博物館は、考古学専攻ができて以来、50年以上にわたる調査結果の成果が集結しています。展示品の90%が本物の出土品とのことで、考古部門の展示ブースとともに、明治大学の調査実績に感銘を受けました。


  京都にいると、西日本の遺跡を多くみてしまいがちになっていましたが、今回のゼミ旅行やオプションで、東日本の遺跡を実際に訪れることができ、濃い経験ができました。狭い視野だけの知識では、考古学は研究できないため、広い視野で研究ができるようにこれから考古学を学んでいこうと思います。

帰宅中の車窓から 岩手山

さかもと

2016年3月14日月曜日

ゼミ旅行 in 福島


 こんにちは!

 今年のゼミ旅行は3月10日から12日にかけて福島に行ってきました。
 前日から向かう夜行バス組と当日集合の新幹線組が新白河駅に集合し、ゼミ旅行をスタートしました。
 

1日目 3月10日(木)

 初日のはじめに訪れたところは、福島文化財センター白河館「まほろん」です。
 ここでは、学芸員の方に案内していただきながら、企画展「縄文土器の年代‐その古さを読み解く‐」を見ました。放射線炭素年代測定と土器編年の比較についてなど、興味深いお話をお聞きしました。
 また、バックヤードも見せていただき、そのとても広い一般収蔵庫に驚きました。収蔵庫の棚には遺物コンテナの落下防止ベルトが張られており、東日本大震災の時にはこのベルトのおかげで一つも遺物が落ちることはなかったそうです。
ここでは、遺物の研究や博物館でのお仕事について知ることができ、とても勉強になりました。

 次に、白河小峰城へ行きました。
 白河小峰城では、震災の際に崩れた石垣の積みなおし工事が行われていました。
 石垣は7か所で約7000個の石が崩落したそうです。
 驚いたことに、崩落した石一つ一つのカルテが作成されており、既に復元が終わった箇所では、その6割が崩れる前の位置に戻ったということです。

 しかし、その石垣が崩落したことによって、今まで調査できなかった部分が調査できるという利点もあると知りました。
 
白河城にて


2日目 3月11日(金)

 まずはじめに会津大塚山古墳に向かい、その後福島県立博物館へ行きました。

 福島県立博物館では、学芸員の方に解説していただきながら通史の常設展を見ました。
 続縄文文化の影響を受けたであろう、弥生時代後期の縄文を施した天王山式土器はとても興味深く、柔軟に周囲の文化を受け入れている様子を感じました。
 東北と関東、北陸地方の間にある福島の歴史の特徴をよく見ることができました。

 また、ちょうど震災から5年ということで、震災の企画展を行っていました。
 私は福岡出身なのであまり地震の経験がなく、東日本大震災の規模などはニュースで見てもよくは分かりませんでしたが、実際に津波にのまれたポストや火事で溶けた街灯、避難場所の再現などをみると震災や避難生活の様子がひしひしと伝わってきました。

 福島県立博物館を訪れた後、憩の館ほっとinやないづの縄文館に行きました。
 縄文館では大きな深鉢や火炎土器を見ました。土器そのものにも感動しましたが、復元部分がとてもきれいで、その技術に驚きました。

 その後、会津坂下町の方に案内していただき、亀ヶ森古墳、鎮守森古墳、陣ヶ峯城跡、杵ヶ森古墳、稲荷塚遺跡を巡りました。
 各遺跡についての解説や、整備についてのお考えなどを教えていただきました。

稲荷塚遺跡


3日目 3月12日(土)

 午前中は西原廃寺と、国見町の方のご案内で阿津賀志山防塁と塚野目古墳群を巡りました。

 阿津賀志山防塁では、実物の二重堀を見ることができました。阿津賀志山から約3.2㎞続いていると解説していただいて、その長さに驚きました。

二重堀

 午後からは、宮畑遺跡史跡公園「じょーもぴあ」に行きました。
 展示の仕方が普通とは少し異なっていて、最初のフロアは縄文人の四季、奥は3つの生活に関する展示に分かれていました。
 ここではじめに驚いたことは、 高床建物の柱穴が90cmもあったということです。外にあった復元建物の大きさにびっくりしました。
 それから、アスファルトの展示はここで初めて目にしたので、強く印象に残っています。
 また、上岡遺跡で出土した国重要文化財のしゃがむ土偶を見ることができました。図録や写真で見るものよりもだいぶ小さく感じました。


じょーもぴあの復元高床式建物

 ゼミ旅行の最後には、飯野民俗資料展示室へ行きました。
 ここでは、和台遺跡から出土した遺物が元小学校の体育館いっぱいに収められていました。
 縄文土器や石棒、土偶などの出土品を間近に見て触らせていただき、貴重な体験ができました。

 三日間、天気も崩れなかったので遺跡や資料館を回りやすかったです。しかし、現地は想像よりも寒かったです。


 一回生である私たちは、今回初めてゼミ旅行というものに参加して、一人では行かないような遠い地にある遺跡をたくさん見ました。
 また、福島という土地の特徴を存分に感じることができ、現地の職員の方々にお話しをしていただいて、とても勉強になりました。
 来年のゼミ旅行も是非参加したいです。

アトム・ふじなみ

2016年3月9日水曜日

明日から


 こんにちは

 本日はあいにくの天気となりましたが、ここ最近春らしい気候になってきていていよいよだなと思う今日この頃です。

 さて、明日から3日間、ゼミ旅行で福島に旅立ちます。

 これまで九州、関東と見てきましたが、今回は南東北の濃い縄文文化に触れてこようと思います!

 後日そのもようをブログでアップしていきたいと思います。

 それでは行ってきます!!
 (写真は撮れませんでした)

うら

2016年3月3日木曜日

静岡県の報告書到着‼


 こんにちは!

 昨日、静岡県から報告書が18箱届きました。

 今研究室では埴輪の復元も行なっています。

 ですが多くの報告書を送っていただいたので、図書登録も進めて勉強したいと思います。

送っていただいた報告書


もりした