2017年11月29日水曜日

一回生初の定例研


 こんばんは
 近頃気温の寒暖差が激しいので、風邪を引かないようにこまめに手洗いうがいをしましょう。

 さて、昨日は、週に一度の定例研がありました。今回は、初めての一回生の発表で、お題は、『遮光器土偶』でした。
 遮光器土偶の変遷や出土地域などを発表してもらいました。

 昨年私も一回生のときに初めての定例研を経験していましたが、今年の一回生は質問にもしっかり応答できていて、よくできていると思いました。これからもこの調子で頑張っていってほしいです。


初めての一回生の定例研


  ポン

2017年11月25日土曜日

明日は秋季見学会!!


 こんにちは。
 研究室では、昨日の作業の続きとして埴輪の復元兼補強を行っております。

 さて、明日は秋季見学会があります。今回は、奈良市です!!

 奈良市には、近畿5大古墳群の1つである佐紀古墳群をはじめ平城京や興福寺、東大寺など有名な場所がたくさんあります。 今回は、主に佐紀古墳群や平城宮を訪れます。

  今回の見学会は、1回生が場所や行程を考えてくれました。1回生にとっては、初めての経験であり、悪戦苦闘していました。しかし、みんなで協力して何とかやり遂げてくれました。先輩として、とても嬉しいことです。

  見学会の様子は、随時ツイッターに投稿する予定です。楽しみにしていて下さい!!
 また後日、ブログにて見学会の感想を書きます。こちらもぜひご覧下さい!!
見学会の「しおり」

2017年11月24日金曜日

石冠


 こんばんは。
 第5回の定例研では、石冠というテーマでした。

 石冠というのは縄文時代の呪術の道具とされているといわれています。明治以降の研究だと呪術などの祭祀行為に使われた道具とみなされたようで、実用的見解だとしだいに呪術道具として変質したとのことです。

 出土場所としては、岐阜を中心に東側に広がっています。

 形としては、斧のような形、頭部に球体のような形が存在します。

 石冠のほかにも土冠が出土されており、特徴は全体がずんぐりし、目立った装飾がされてなく、個体がすくない遺物です。

 石冠というのを知って、古代の日本は主に祭祀を行なって、自然とともに生活をしていたのかなと思いました。

 もうすぐ1回生の定例研が始まるので、僕も頑張りたいと思います。
 
研究会の様子
 
コウヘイ

2017年11月23日木曜日

埴輪復元スタート


 こんばんは。
 今朝は風が強く、とても寒かったですね。朝起きるのがとても大変になってきました。

 さて、今日は夏休みに発掘した福井県若狭町脇袋丸山古墳の出土埴輪の復元作業を行っています。今回は鰭付円筒埴輪や囲形埴輪など珍しい埴輪が出土しましたが、完全復元をせず、補強程度に留めておこうと思っています。ただ、1つの円筒埴輪だけまわすことができるので、それだけは残っている部分だけ完全に復元します。
 
1回生埴輪復元中
この復元作業ではキューテックスという粉状のものを使います。これは水を入れることによって徐々に固まり始め、埴輪と埴輪の隙間の間に入れることで補強することができるものです。これまで、キューテックスを使って考古学研究室ではさまざまな埴輪を復元してきました。とても万能なものです。

 これから、報告書刊行のためにやることがたくさんあります。作業は1回生も協力してくれるので、みんなで力を合わせて整理や研究を進めていきたいと思います。これからの動向もぜひ楽しみにしていてください。

小 林

2017年11月18日土曜日

11/19オープンキャンパス

 こんばんは!
 今週は半ばからぐっと寒くなりましたね。朝は息が白くなるほどの時もありました。 

 明日19日はオープンキャンパスです!

 今回は、直心館3階305の考古学研究室にて、考古学体験を行います。
 考古学のことや、研究室の活動紹介もしますよ!

 考古学に興味がある方も、考古学ってどんな事をするんだろう?と思っている方も大歓迎です!
 気軽にのぞいてみてくださいね。

 明日は今日よりも気温が下がるようですが、研究室は暖かくしております!

 埴輪や土器など、本物の遺物に触れられる機会なので、気になる方はぜひお越しくださいませ。
 お待ちしてます!

考古研のさまざまな活動

ふじなみ

2017年11月15日水曜日

定例研究会 縄文時代の舟

  こんにちは。
 
 昨日、第4回目の定例研究会が行われました。
 今回のテーマは「縄文時代の舟」でした。

 一本の木から作り出された丸木舟から舟の歴史が始まり、
その後弥生時代に丸木舟の側面に板を取り付けた準構造船ができます。

 準構造船には二種類あります。
一つ目は二体成形船と呼ばれます。
前後に波除の竪板と側面に板を丸木舟の内側に取り付けた船です。
二つ目は一体成形船と呼ばれます。
底を深くし、竪板の代わりに丸棒を用いた船です。
また、構造船という複数の厚板材を組み合わせて作る大型の船ができました。

私は準構造船というものを知らなかったので、新たに知ることができて良かったです。

発表の様子

今後は博物館で古代の舟を見た時はよく見ていきたいと思いました。
                                                      ナカムラ

2017年11月11日土曜日

考古学実習です


 こんにちは!11月に入ってから本格的な冬がやってきましたね
 寒さに負けず頑張っていきましょう!

 話は変わりまして、今回の考古学実習は石器の実測の練習でした。

 昨年度は須恵器をつかって練習していたそうですが、今年は石器です。

 私の選んだ石器は打製石斧、同じく研究室員の方は有舌尖頭器を選びました。実測は練習したことがありますがまだまだ自信はありません
 ですが、大好きな石器を実測できると思うとわくわくして少しばかり興奮していました。
 
 打製石斧の表面を観察すると、面が様々な方向にはがれていることがわかり、より細かく見るとどの位置からどの順番ではがれていったのかがわかりやはり石器の奥深さはまだまだ底が見えないものであると再認識しました。

 今回の講義の間に実測図は完成せず、次回に持ち越すこととなりました。
 次回は完成したものを掲載できるように頑張ります!

 フクマ

2017年11月1日水曜日

弥生・古墳集落のモノ作り~同志社大学今出川キャンパス~



 こんにちは。
 今日は、同志社大学今出川キャンパスで行われている「弥生・古墳集落とモノ作り」の企画展に行ってきました。
 この企画展では、京都盆地・淀川流域の弥生・古墳時代の集落で行われた鉄器、青銅器生産の遺物をみることができます。
 私は弥生・古墳時代の鉄器に興味があるので、行ってみたかった展示のひとつです。
 
 集落ごとの技術の差や首長墓と鉄器生産の関係といったことを学べました。
 また、鉄器生産は古墳時代前期には、ムラの生産が盛んでないのに弥生時代に比べ、鉄器の副葬が多いこと、といった今後勉強していく中で注目するところが増えたました。

 復元された鍛冶炉の展示など実際の作業風景がイメージできる展示になっています。お時間がある方は、ぜひ足を運んでみて下さい。


アトム

定例研究会

 こんにちは。
 昨日、第3回目の定例研究会が行われました。
 今回のテーマは「直弧文」でした。

 直弧文とは石棺や埴輪などに彫られた幾何学的な模様のことです。
 模様には丸っぽいものや角ばったもの、また、両方を組み合わせて作られたものと様々な組み合わせがありました。
 今まで模様に注目したことがなかったので他にどのような模様があるのか興味が出てきました。

発表の様子

 これからは、博物館に行った際に土器などに彫られた模様にも注目していきたいと思います。
ナカイ