2016年6月8日水曜日

文化財科学会 in奈良


 こんにちは。
 梅雨入りして雨が続いていますね。

 さて、先週末6月4日と5日、奈良大学にて日本文化財科学会第33回大会が開催され、当研究室からも数名が参加しました。

 大会では、材質や技法、年代測定、保存科学、探査などについて発表されていました。

 日頃あまり馴染みの無い自然科学に関することや、新しい技術の活用などのお話はとても興味深いものでした。
 分析にはどのような手順を踏んでいるのかなど、私には難しくもありましたが、詳細を知ることで視野を広げることができました。

 自然科学の分野について、もっと知識を得たいと考えるきっかけとなり、とても良い刺激を受けられたので、行けて良かったと思います。


 また、5日は奈良大学から京都へ帰る途中、足をのばして恭仁宮跡と紫香楽宮跡を訪れました。

 恭仁小学校から朱雀大路跡を望み、恭仁宮跡へ向かいました。
 恭仁京が廃都された後、宮城を再利用した山城国分寺跡を見学しました。

恭仁宮跡(山城国分寺跡)

 七重塔と考えられる塔跡の礎石が、とても大きくて驚きました。

塔跡にて

 紫香楽宮跡では、田圃で遺構の様子を窺うことはできませんでしたが、山に囲まれた現地の空気をよく感じました。

紫香楽宮の周辺

 聖武天皇は、この地でどのような心を持ち暮らしたのかと思いを馳せました。

 古代に触れ、改めて考える機会となりました。

ふじなみ

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