2007年11月30日金曜日

撃墜!!

                                                   図1
今日、ようやくレベルが終わりました。作業員さんが来る日だったので急いでレベルを測りました。レベルを測っている間、馬代小路東側溝検出のため調査区南西隅に新しくトレンチを掘り下げました。(図1)
レベルを測り終えてからは、調査区の真ん中アゼ西側の南隅を平安時代の遺構面まで少しだけですが検出しました。
今日は暖かかったのですが、そろそろ寒くなる時期になってくるので気をつけてやっていきます。

2007年11月29日木曜日

明日から掘り下げ

今日もレベルを行ないました。
調査を行なう学生が授業の関係で少なかったりしてレベルを見る人、スタッフを立て&図面に書き込みという感じに2人で行なう時もしばしばありました。やはり3人体制で行なうのが早くできます。親分と組んでレベルを行なうとついていくのがやっとというぐらい早くて驚きました!僕たちもあのぐらい早く行なわなければ・・・頑張ります!!

まだ少しレベルを行なう所が残っていますが明日から掘り下げです。朝からさっさとレベルを終え、掘り下げに全力を注ぎます!

2007年11月28日水曜日

実測終了!

今日やっと実測が終わりました。昼からはレベルに移り約4割を終えました。
明日は朝からレベルを行い明日中には終れるよう頑張ります。
金曜日から平安の面まで下げるのでまた気を引き締めていきたいです。

2007年11月27日火曜日

レベル

今日も実測を行ないました。明日には実測が終わると思います。実測と並行に図面にレベル(高さ)を落としていきました。
2回生ゼミと3回生ゼミの人が手伝ってくれました。非常に助かりました。明々後日に作業員さんが入ってまた掘っていくということなので、それまでにはレベルが全部の図面に落とせるようがんばっていきます。

2007年11月26日月曜日

実測の終わりが見えてきた!

今日も遺構の実測です! 今日は現場も暖かく実測をスムーズに進めることができました。最近実測に集中して日が暮れるのもあっという間な感じです。だんだん日が暮れるのが早いので、授業の関係もありますが昼間に書けるだけ書けるように頑張ります。


もう実測も残すところ約三分の一です。一気に片付けたいと思います。

2007年11月25日日曜日

日曜一人実測

 高橋親分です。はじめてづくしの学生諸君はとてもよくがんばっています。親分のいないときでもせっせと仕事を進めてくれているので、たまには私も、というわけで、本日一人で数時間実測しました。その過程で、学生の書きかけ図面がまるごと1ブロックずれていて、他の学生の図面と重複したところを記録していることに気づきました。ちゃんと書き直しておいたので、これからはよく確かめてこういうロスがないようにしてほしいものです。
 ところで、図を描いていると、まだまだ掘り足りていないところや、新しい遺構があることに気がつくことが多々あります。あれだけ、目をさらのようにして遺構を捜し余計な土を掘りあげてきたのに、どうして見落としがあるのでしょうか。土は不思議なもので、時間がたつと、それまで見えなかった違いがはっきりすることがあるようです。もちろん、目が慣れてきたこともあると思いますが。
 今日、作業効率を優先させて、機械や写真ですばやく記録することが求められる時代になりました。しかし、掘りたての地面でははっきりしなかった土の違いがこうして時間が経ってわかることもあるし、書きながら気づくこともあることを知ると、一足飛びに機械や写真に頼ることは、遺構の不十分な把握を促してしまう危険もあるみたいです。遺物の実測もそうですが、効率以前に観察がどれだけ重要か思い知らされます。これだけは早道はなさそうです。
 私も、調査にはフル参加したいのですが、授業をはじめ大学のさまざまな仕事のためにそうはいきません。学生のみんな、明日からもがんばってください。あと、図面はあと半分くらいになりましたよ。

2007年11月24日土曜日

ひたすら実測

今日も前回に引き続き遺構面の実測を行いました。

今日で約三分の一の実測が終わりました。まだまだ残りの分があるので実測のペースアップをはかりながら頑張っていきます。

午後から授業の一環として学生が現場に見学にきました。

2007年11月22日木曜日

実測図3日目


今日も昨日と同じく実測図を書きました。学生が少なかったのですが、先生にも手伝ってもらい進めていっています。


2007年11月21日水曜日

実測作成と緑釉瓦発見!!!

                             写真1
                            写真2
                            写真3
                            写真4
                             写真5

実測図作成2日目

本日の作業は実測図を作成しました。
本日の出土遺物は緑釉の軒平瓦を発見しました。この遺物の出土状況と遺物の写真を載せます
写真1の赤い○は遺物の出土状況です。
しかし、昨日と違って人員が少なくなっているので作業はそこまで進みませんでした。

現在、実測を行っているので、遺跡の全体像を見ることができますので是非、見学に来てください。
現在の遺構は来週以降には無くなると思うので、今がチャンスです。
実測を行っている姿も間近で見ることが出来ます。


                                                        松田

2007年11月20日火曜日

実測図



今日は、朝に測量機械で地区割りをしっかりし直してから遺構を実測していきました。

2回生の入門演習の生徒や3回生のゼミ生も授業中に実測をしました。楽しそうにやっていたので、これで興味を持ってくれたら嬉しいです。

2007年11月19日月曜日

遺跡の全体像





本日の作業は現場の写真撮影を行ないました。

先日、全体の写真を載せるって言ってましたので、今回、載せたいと思います。

明日からは実測なので頑張っていきたいと思います。
今の遺跡の全体像が見れるのが、この実測期間の中でしか無いので、是非とも見学に来てみてください。
                                                    辻瀬・松田

2007年11月16日金曜日

写真を撮るために…


今日は、午前中に昨日残った耕作溝を掘り下げて午後から遺構面の掃除と柱穴の検出と段下げを行いました。調査区内の柱穴の数はだいたい30個くらい見つかり、建物が建つと思われるものも見つかりました。
あと少しで前面の掃除が終わります。それが終わると写真を撮り、遺構面の平面図を書いていかなくてはいけないので頑張ります。

2007年11月15日木曜日

建物跡までのカウントダウン③と土坑

                写真2 (東側からの撮影)

               写真1 (北側からの撮影)

本日の作業はトレンチの東側の最終地点の溝の掘り出しと柱穴の検出作業を行いました。まだまだ、はっきりと建物跡らしきものは建たず、柱穴だけが微妙にズレて並んでいる状況なので、柱穴の検出作業は念入りに行っていきたいです。

また、昨日から行っている土坑の輪郭を検出する作業が本日の作業で出来たので、良かったと思います。また、ここから、作業を順調に進めていきたいと思っています。

本日は御夫婦で現場を見学に来られ、説明に行った所、お二人とも喜んで下さいまして本当に良かったと思います。次回、現場を見学に来られる事を楽しみにお待ちしています。

これまで、御夫婦や御年配の方しか見学に来られませんが、学生の方も自由
に見学して行ってください。作業を行っている学生が丁寧に現場の状況などを
教えますので宜しくお願いします。

本日の現場写真を見ていただきますと、綺麗に溝が通っている事が解ります。ただ、ベルコンやブルーシートが置かれているため、遺構の状況が解り
にくいとは思いますが、明日、綺麗な状況で現場写真を御見せする事が出
来ると思いますので楽しみに待っていてください。

最後になりましたが何でも良いので現場や考古学に関してコメントを書いて
頂きますと幸いです。
皆さんと言葉のキャッチボールをしましょう。

もし、写真が見づらい場合は写真をクリックして頂きますと拡大され見やすく
なるのでやってみて下さい。


                                            松田

2007年11月14日水曜日

忙しい中に大きな喜び!

                                    写真1
                                    写真2
                                    写真3
                                    写真4
                                    写真5
今日はいつもの作業員さん+4人と人数を増やして調査を行いました。今日の調査は昨日に引き続いて調査区東側の溝の掘り下げと平行に調査区の北西側から写真を撮るための遺構面の掃除を行っていきました!  さすがに作業員さんの人数が増えただけあってその分学生側も図面やカメラ、線引きと多忙な一日でした。 

忙しい一日でしたが、喜ぶことも多い一日でした!


調査区東端では、穴が5つも縦一列に綺麗に並んでいるのが確認することができました!しかし、この柱穴に対になる穴がまだ見つけることができないので明日一日かけ見つけたいと思います!ここで対の柱穴が見つかればかなりうれしいです! (写真1)

東側は約一ヶ月ビニールシートを敷いて放置状態だったので今日めくったらコケや草が生えていました。一度削るのに苦労はしましたが、クロップマークで柱穴を見つけやすかったのが幸いです!(写真2)
明日も同じ作業員さんの人数なので忙しいと思われます。このブログを見た方は手伝いに来てもらえないでしょうか?


西端からおって掃除をするために削ったところからまた新たにいろいろな遺物が出てきました。

キセル(写真3) 剣頭紋の瓦(写真4) 緑釉陶器の壷の頸部(写真5) 

2007年11月13日火曜日

あと少しで一段落!


今日は昨日の雨のおかげで遺構面がいい具合に湿り、見やすくなり調査をスムーズに行うことができました!また、遺構面の乾き具合で新たな柱穴や溝も多く見つける事もでき、今日はいつもよりも忙しい一日でした。

上の写真が今日の調査風景です!下の写真が全景です!

下の写真でもわかるように、調査区の東端まであと少しです!

明日・明後日は大学が入試のため講義が休講なので丸一日現場にいき、中世の面での残りの分を終わらせ一区切りつけたいところです。

しかし、やることはまだまだ写真や平面図等とたくさんあるので気を抜かず頑張っていきます!

                                  (子分 古谷)

2007年11月12日月曜日

引き続き掘り下げ!

今日は雨が降ったり止んだりとあまり天候がよくありませんでしたが、先日同様、溝の掘り下げを行っていきました。

土曜日に線引きをしたのに、今日遺構を見るとまだ線引きができていない見落とした所もあり、自分の未熟さをまた新たに痛感しました。慣れも必要と思いますが毎日真剣に遺構と向き合っていきます!

もう少しで中世の面での掘り下げが終わるので気を引き締めて頑張ります!


本日は雨のためカメラを使うことができなかったので写真を掲載することができませんでした。


                                  (子分 古谷)

2007年11月10日土曜日

柱穴・溝


今日も、こつこつと柱穴や溝を検出しました。地道な作業を積み重ね、建物跡を探したり、現代に限りなく近い土を取り除いたり、いつもと特に変わった事はありませんでした。

 最近は一回生がよく参加してくれるので、作業が大変早く進みます。私達も負けてられません。いい刺激になっていると思います。


 上の写真は、本日検出した中世頃の柱穴です。穴に石を入れており、わかりやすいのですが、この二つでは建物跡とは言えませんので、関連する柱穴を探して、建物跡になってくれる事を祈ります。
 今日は、三好先生・南先生が授業の前に現場にいらっしゃいました。様々な事をご教示いただきました。
 明日は日曜日で、現場は休みです。最近風邪が流行っているようなので(親分もやられました)体調管理には十分に気をつけたいと思います。
                                                  (森本)

2007年11月9日金曜日

建物跡へのカウントダウン②と新メンバーへの期待

                      写真2
                      写真1
本日、作業を行った箇所は写真の赤く囲っている箇所です。
本日の作業は溝の掘り下げと柱穴の段下げを行いました。
まだまだ、しっかりとした建物跡と言えるような遺構が検出されませんが、
最近は柱穴が多数、検出され建物跡へのカウントダウンを踏んでいます。
また、本日は多数の学生が発掘に参加して頂いたので、いつもより作業が
進みました。このペースを維持しながら作業を進めていきたいです。
来週からも新たなメンバーが来てくれる予定なので、僕達はさらに気合をい
れて作業に取り組んでいきたいと思っています。
以前から参加してくれている1回生も最初の頃と比べて意識も行動も大きく
成長してくれて、僕達は彼らに作業の方法を教えて大変良かったと思ってい
ます。
                                           松田

2007年11月8日木曜日

建物跡かも!?

今日は、調査区北西部で昨日検出した柱穴の段下げをした後、付近に対応する柱穴がないか探しました。その結果、対応すると思われる柱穴を検出することができ、建物が存在したことを確信しました。
写真で人物が立っているところに柱穴がありました。今日対応がほぼ確認できたのはこれだけですが、対応する柱穴がほかにまだあるかもしれません。明日以降の調査で明らかにしたいと思います。
今日は、このほかに調査区半ばのアゼの東側で溝の掘り下げと柱穴の検出、段下げをしました。今日は立冬ですが、日差しが強く、作業していて冬を感じることは全くありませんでした。また、今日は学生の参加者が多く、すごく助かりました。季節の変わり目、各個人が体調管理を徹底し、調査に貢献できるよう明日からも頑張りたいと思います。

2007年11月7日水曜日

石鏃が発見されてからの現場

                      写真5
                      写真4
                      写真3
                      写真2
                      写真1

写真1の赤い○で囲んでいる所から先日、石鏃が発見されました。
写真2の赤い○で囲んでいる所が本日、検出された柱穴です。
写真3は本日の現場風景です。
写真4・5は石鏃の写真です。

本日の現場は溝の掘り下げと柱穴の段下げを行いました。
また、本日は新たな学生が参加してくださって、僕達も現場の士気が上がりました。今回、来てくださった学生が今週以降も来てくれる事を願っております。
これまで発掘の現場についてリアルタイムでブログを行っていますが、何かご意見・ご感想がありましたら、コメント欄に書いていただけますと私達としては、非常に喜ばしい事であります。
                                             松田

2007年11月5日月曜日

小さな大物


 本日の調査で、縄文時代のものと思われる石鏃が出土しました。
 以前の大学構内の調査でも、石の鏃は出土しているので、このあたりに縄文時代の人々が生活していたかもしれません。
 石鏃が出た時は現場にいる学生はもちろん先生まで、グッとテンションが上がりました。
 
 その他の成果では、柱穴と思われる遺構をいくつか確認しました。しかし、遺構の検出を新たにやりなおしたり、建物跡と断定できる柱穴が中々検出できなかったりと、苦労もまだ多くありました。
 
 季節が変わっていき、冷え込んできました。体調管理をしっかりとしたいと思います。
 また、明日は天候不良と予報されていますので、調査は休みです。

2007年11月2日金曜日

建物までのカウントダウン!!と学園祭


                             写真2


                             写真1

写真1の赤く囲っている所が本日の調査箇所の1つで、柱穴が列として成り立っていると思われる
箇所です。
写真2の柱穴は写真1の赤く囲っている所で検出された切り合っている柱穴です。
写真の他にも、検出されている柱穴はあります。

本日の現場の作業は溝の掘り下げと柱穴の段下げを行いました。

本日は建物が存在するかなと思われていた箇所を調査しました。しかし、本日は、それがはっきりと
建物が建たなかったのですが、来週以降には建物が建つと思います。
その時には皆さんに報告させていただきます。

さて、本日は学園祭という事で通常の日なら、あまり見られないのですが、夫婦で現場を見学される
方がおられました。

また、学長も現場に来られて、私達にねぎらいの言葉をかけてくださり、私達の現場に対する励み
になりました。
僕達としては、発掘に興味を持ってくださる方がおられて、本当に嬉しい事でありました。




                                                       松田