2015年12月25日金曜日

今年最後のブログ


 メリークリスマス!!
 待ちに待ったクリスマスですが、皆様はどのように過ごされましたか?

 今日も研究室で活動していますが、帰省している研究室員が多くなってきています。いつもより人が少ないためさびしい感じです。

 さて、今日で今年の研究室員全員での活動は終わりです。またみんなで集まって活動するのは1月4日以降となります。

 来年も様々な活動をしていきますが、研究室員一同頑張っていきたいと思います。
 皆様、よいお年をお迎えください

2015年12月23日水曜日

2015年、大掃除!!


 こんばんは。
 先日は冬至でしたね。 冬至といえば柚子湯!
 皆さん柚子湯入りましたか??

 一体なぜ冬至に柚子湯なのかみなさん御存知ですか?
 「冬至」の読み、「とうじ」を、湯につかって病を治す「湯治(とうじ)」にかけており、
 さらに「柚」も、「融通(ゆうずう)が利きますように」という願いが込められているそうですよ♩
  
 さて、昨日で年内の授業が終了したので、今日は研究室員一同揃って、毎年恒例の大掃除をしました。
 寒さも我慢の窓全開で、普段清掃が及ばない隅々まで綺麗にしました。
 この光景も毎年恒例ですね!


  いつも使用している教室に感謝の気持ちを込めて、みんなで床面をこすっています。


 清掃開始前と比べるとその差は一目瞭然!とっても綺麗になりました。
 綺麗にするとなんだか清清しい気持ちになりますね。


 清掃終了後は、書庫に入りきらなくなった本を新たな本棚に移す作業を行いました。
 
 















 明日は24日!クリスマスイヴ! ですが...
 明日も引き続き大掃除です...
 パパッと終わらせましょう! 

あいぼん

2015年12月18日金曜日

埴輪の色塗り

 こんばんは。
 京都では、先日雪の予報が出た程に気温が下がってきています。初めての京都の冬、とても寒いです。

 さて、研究室では埴輪の色塗り作業をしています。

 「埴輪の色塗り」と言うと、出土した埴輪そのものに色を塗るのかと一瞬思ってしまうのは私だけでしょうか。
 実際には復元した部分、つまりキューテックスに色を塗ります。

 画材はポスターカラーで、埴輪に近い色を作り塗っていくのですが、この色作りが実に難しいのです。
 キューテックスに色を乗せるとだいぶ色が変わるので、その点も見越して色を作らねばなりません。試し塗りをして調整しつつ塗っております。

 年内には終わるよう、協力して作業を進めていこうと思います。


井上

2015年12月16日水曜日

発掘された日本列島


 こんばんは!

 今回は、12日の土曜日に岡山県立博物館で開催されている「発掘された日本列島2015展」に行ってきたもようを書いていきたいと思います。
 「発掘された日本列島展」は、毎年発掘調査によって出てきた出土遺物の中でも特に注目されたものが展示されていて、今回は機会に恵まれて見に行ってきました。

岡山県立博物館

 様々な展示を見て、その中で僕が気になったものは機織形埴輪でした。

 今まで、博物館や史跡公園などで埴輪を見てきましたが、機織形埴輪を見たことがなかったので興奮しました。この埴輪には、機織台で機を織る人まで表現されていたので、昔の人の表現力や技術に驚きました。

 日々の講義でも、模様や装飾などについて学んできたので、自分の目で見る良い勉強になりました。

 博物館の後、岡山後楽園と岡山城に行ってきました。

 後楽園では、岡山城の庭園として作られた場所なので景色も良く、岡山城も良く見えました。

岡山後楽園

後楽園から見た岡山城

 岡山城では、瓦、鯱、鎧などの展示品を見てきました。その他にも、レプリカの鉄砲が置いてあったり、城の外には過去の天守閣の基壇がありました。

 また時間があったら、こういった史跡巡りをしていきたいと思いました。
もりした

Let's try !!


  こんばんは!

 12月に突入して半月が経ち、今年も残すところあと3週間となりました。
 先日、清水寺で「今年の漢字」が発表されましたね。
 2015年は「安」という字に決定したようですね。この字は私の名前の一字でもあり、決定の理由はさておいて、ちょっぴり嬉しくなりました。

 さて、今日から埴輪の色塗り作業が始まりました!
 1回生のみんなは初めて行なう作業なので、先輩からのアドバイスを受けつつ、 筆を進めています。

  ブログをかいている今も、1回生同士で色合いを確認している会話が聞こえてきます。
 最初は恐る恐るのようでしたが、1時間も経てば目も慣れてきてスムーズに塗っている模様。
 真剣に取り組んでいるその姿はまるで職人さん!!


 年内には終わらせるという目標を掲げているようです。がんばれ!1回生!!

 



 
 
あいぼん

2015年12月15日火曜日

定例研究会!


 こんばんは。今日は天気がよくありませんが、寒さは和らいでいました。

 今日の定例研は「 キトラ古墳壁画について」がテーマでした。

 壁画古墳として知られるキトラ古墳ですが、私にはまだまだ知らないことが多くあったので、とても興味深い発表でした。

 壁画の写真や図を見て、残りの良さや描画の精巧さに驚きました。
天文図は東アジアで最古のものですが、金箔や銀箔を使用した表現には心惹かれます。

 また、キトラ古墳の壁画の四神は日本で唯一、全てが現存しています。
青龍・白虎像の向きが異なる循環型で、鎮魂の意味が込められていると考えられていて、ここにも興味を惹かれました。

 壁画古墳の魅力が伝わってきて、とても面白く勉強になりました。

発表中


 一回生による発表も残るは私だけとなり、緊張していますが良い発表ができるよう頑張りたいと思います。

ふじなみ

2015年12月14日月曜日

作業の途中経過


 こんばんは

 福井県藤井岡古墳から出土した埴輪の実測が、ある程度終わりに近づいてきました。

 そこで、今日からは埴輪の復元個所をヤスリで磨く作業を行っていきます。キューテックスを調整のため盛ったりするため、表面がかなり凹凸しています。その部分を中心になめらかになるように磨いていきます。

 それと平行して、デジタルトレースを行っています。藤井岡古墳を発掘調査した際、記録した各トレンチの平面図や立面図、断面図をイラストレーターというソフトを使って図面を作成しています。将来、報告書に載ると思うとものすごく緊張します。

 私はパソコンに慣れていないため、非常に大変です。特に、葺石や埴輪の輪郭を描くときに、線の角がたたないようにやらなければなりません。最初のうちは、なかなか上手く描けませんでしたが、少しコツを覚えてきたので、今は楽しく作業を進めています!

デジタルトレース中
  まだ、たくさん作業が残っていますが、放課後や講義の間を縫って頑張っていきたいと思います。

2015年12月10日木曜日

日々の活動~実測~


 こんばんは。アトムです。

雨が降っていますが、研究室では今日も元気に作業に取り組んでます!


 今日は埴輪の実測図の作成です!

 まだ、上手くは描けませんが、先輩や先生の指導によってだんだん埴輪の特徴や表か裏の区別がつくようになってきました。数をこなすにつれて少しづつ慣れてきたように思います。


 今はまだ実測図しか描いていませんが、トレンチのデジタルトレースもしていきたいです。
 

実測風景
アトム

2015年12月3日木曜日

報告書 無事到着!!


 こんばんは
 本日、若狭町から向山1号墳の報告書を受け取ってきました!

 報告書は1冊2キロ余り、かなりの重さでした!!今日は48冊を受け取ってきました。



報告書とその束
 
 発掘調査を行った人、整理作業に参加した人、報告書作りに参加した人など様々な人の思いが詰まった報告書なので、ぜひ多くの方に見ていただきたいと思います!

うら

2015年12月1日火曜日

秋季見学会in田原本・桜井


 こんばんは。
 今日から12月に入り、今年も残りわずかとなりました。
 研究室では埴輪実測を急ピッチで進めています。なんとか年内には終わらせようと頑張っております。
 
 さて、先日の日曜日に秋季見学会ということで、田原本・桜井へ行ってきました。
 真冬並みの寒さでしたが、研究室員だけでなく外部の方の参加もあり、賑やかな見学会となりました。

 午前中は、田原本を中心に唐古・鍵遺跡から鏡作神社、その後唐古・鍵ミュージアムを巡りました。

 唐古・鍵遺跡は、弥生時代を代表する巨大環濠集落です。
 ここで出土したものとして有名なものは、楼閣が描かれた絵画土器があげられます。
 実際に遺跡を訪れると、土器に描かれている特徴的な渦巻き状の屋根飾りや、屋根の上の鳥も細部まで復元されていました。
 そしてもっと詳しく知るために唐古・鍵ミュージアムを訪れ、施設の方に解説していただきました。 唐古・鍵遺跡から出土した遺物の数々に、皆見入っていました。

楼閣

唐古・鍵ミュージアム内

 そして鏡作神社、正式名称は鏡作坐天照御魂神社(ががみつくりにいますまてらすみたまじんじゃ)を訪れました。
 田原本には鏡作と名の付く神社が3社もあり、古代鏡の製作と深く関わったとされています。朱色の大きな鳥居に出迎えられ、身が引き締まる思いになりました。

鏡作神社



 午後からは、桜井方面へ移動し三輪・巻向周辺を巡りました。

 三輪駅から見える三輪山は、古来から大物主大神が鎮まる山として信仰されており、周辺には多数の祭祀遺跡が存在しています。

 そのなかの大神神社は、拝殿の奥にある三ツ鳥居を通じて三輪山を拝む、原初の神祀りの形態を現在まで保ち続けいている神社です。
 日曜日ということで、宝物収蔵庫に入ることができ、子持勾玉や鏡といった周辺遺跡の出土物を拝見することができました。

大神神社 本殿

説明中

 そして、桜井市埋蔵文化センターで後に行く古墳について理解を深めたうえで、茅原大墓古墳からホケノ山古墳、箸墓古墳、纒向石塚古墳、纒向遺跡と古墳時代を代表する遺跡を巡りました。

 三輪山をバックに、茅原大墓古墳、ホケノ山古墳それぞれの墳頂から眺める景色は、大和盆地の古墳を一望でき最高でした。
なにより、全長約280mの巨大な箸墓古墳の大きさには驚く以外ありませんでした。
 また、私がレジュメを担当した纒向石塚古墳は高橋先生の思い出の古墳ということで、緊張しながらの発表でした。戦時中に墳丘が削平をうけていますが、弧文円板や鶏形木製品といった特殊な遺物が出土しています。
 装飾古墳に興味がある者としては、弧文円板の文様を詳しく調べたいと思いました。

茅原大墓古墳にて記念撮影
ホケノ山古墳の説明中
箸墓古墳
纒向石塚古墳

今回の秋季見学会は、1回生の私ともう一人の同回生がルート決め を担当したということで、至らない点もあったと思います。初めてのレジュメ作りや発表だったのですが、なんとか計画していた全ルートを廻ることが出来ました。ひと安心です。

 私は、これから定例研の発表が待っている為、埴輪実測ともに頑張っていきます。

  さかもと