2015年12月25日金曜日

今年最後のブログ


 メリークリスマス!!
 待ちに待ったクリスマスですが、皆様はどのように過ごされましたか?

 今日も研究室で活動していますが、帰省している研究室員が多くなってきています。いつもより人が少ないためさびしい感じです。

 さて、今日で今年の研究室員全員での活動は終わりです。またみんなで集まって活動するのは1月4日以降となります。

 来年も様々な活動をしていきますが、研究室員一同頑張っていきたいと思います。
 皆様、よいお年をお迎えください

2015年12月23日水曜日

2015年、大掃除!!


 こんばんは。
 先日は冬至でしたね。 冬至といえば柚子湯!
 皆さん柚子湯入りましたか??

 一体なぜ冬至に柚子湯なのかみなさん御存知ですか?
 「冬至」の読み、「とうじ」を、湯につかって病を治す「湯治(とうじ)」にかけており、
 さらに「柚」も、「融通(ゆうずう)が利きますように」という願いが込められているそうですよ♩
  
 さて、昨日で年内の授業が終了したので、今日は研究室員一同揃って、毎年恒例の大掃除をしました。
 寒さも我慢の窓全開で、普段清掃が及ばない隅々まで綺麗にしました。
 この光景も毎年恒例ですね!


  いつも使用している教室に感謝の気持ちを込めて、みんなで床面をこすっています。


 清掃開始前と比べるとその差は一目瞭然!とっても綺麗になりました。
 綺麗にするとなんだか清清しい気持ちになりますね。


 清掃終了後は、書庫に入りきらなくなった本を新たな本棚に移す作業を行いました。
 
 















 明日は24日!クリスマスイヴ! ですが...
 明日も引き続き大掃除です...
 パパッと終わらせましょう! 

あいぼん

2015年12月18日金曜日

埴輪の色塗り

 こんばんは。
 京都では、先日雪の予報が出た程に気温が下がってきています。初めての京都の冬、とても寒いです。

 さて、研究室では埴輪の色塗り作業をしています。

 「埴輪の色塗り」と言うと、出土した埴輪そのものに色を塗るのかと一瞬思ってしまうのは私だけでしょうか。
 実際には復元した部分、つまりキューテックスに色を塗ります。

 画材はポスターカラーで、埴輪に近い色を作り塗っていくのですが、この色作りが実に難しいのです。
 キューテックスに色を乗せるとだいぶ色が変わるので、その点も見越して色を作らねばなりません。試し塗りをして調整しつつ塗っております。

 年内には終わるよう、協力して作業を進めていこうと思います。


井上

2015年12月16日水曜日

発掘された日本列島


 こんばんは!

 今回は、12日の土曜日に岡山県立博物館で開催されている「発掘された日本列島2015展」に行ってきたもようを書いていきたいと思います。
 「発掘された日本列島展」は、毎年発掘調査によって出てきた出土遺物の中でも特に注目されたものが展示されていて、今回は機会に恵まれて見に行ってきました。

岡山県立博物館

 様々な展示を見て、その中で僕が気になったものは機織形埴輪でした。

 今まで、博物館や史跡公園などで埴輪を見てきましたが、機織形埴輪を見たことがなかったので興奮しました。この埴輪には、機織台で機を織る人まで表現されていたので、昔の人の表現力や技術に驚きました。

 日々の講義でも、模様や装飾などについて学んできたので、自分の目で見る良い勉強になりました。

 博物館の後、岡山後楽園と岡山城に行ってきました。

 後楽園では、岡山城の庭園として作られた場所なので景色も良く、岡山城も良く見えました。

岡山後楽園

後楽園から見た岡山城

 岡山城では、瓦、鯱、鎧などの展示品を見てきました。その他にも、レプリカの鉄砲が置いてあったり、城の外には過去の天守閣の基壇がありました。

 また時間があったら、こういった史跡巡りをしていきたいと思いました。
もりした

Let's try !!


  こんばんは!

 12月に突入して半月が経ち、今年も残すところあと3週間となりました。
 先日、清水寺で「今年の漢字」が発表されましたね。
 2015年は「安」という字に決定したようですね。この字は私の名前の一字でもあり、決定の理由はさておいて、ちょっぴり嬉しくなりました。

 さて、今日から埴輪の色塗り作業が始まりました!
 1回生のみんなは初めて行なう作業なので、先輩からのアドバイスを受けつつ、 筆を進めています。

  ブログをかいている今も、1回生同士で色合いを確認している会話が聞こえてきます。
 最初は恐る恐るのようでしたが、1時間も経てば目も慣れてきてスムーズに塗っている模様。
 真剣に取り組んでいるその姿はまるで職人さん!!


 年内には終わらせるという目標を掲げているようです。がんばれ!1回生!!

 



 
 
あいぼん

2015年12月15日火曜日

定例研究会!


 こんばんは。今日は天気がよくありませんが、寒さは和らいでいました。

 今日の定例研は「 キトラ古墳壁画について」がテーマでした。

 壁画古墳として知られるキトラ古墳ですが、私にはまだまだ知らないことが多くあったので、とても興味深い発表でした。

 壁画の写真や図を見て、残りの良さや描画の精巧さに驚きました。
天文図は東アジアで最古のものですが、金箔や銀箔を使用した表現には心惹かれます。

 また、キトラ古墳の壁画の四神は日本で唯一、全てが現存しています。
青龍・白虎像の向きが異なる循環型で、鎮魂の意味が込められていると考えられていて、ここにも興味を惹かれました。

 壁画古墳の魅力が伝わってきて、とても面白く勉強になりました。

発表中


 一回生による発表も残るは私だけとなり、緊張していますが良い発表ができるよう頑張りたいと思います。

ふじなみ

2015年12月14日月曜日

作業の途中経過


 こんばんは

 福井県藤井岡古墳から出土した埴輪の実測が、ある程度終わりに近づいてきました。

 そこで、今日からは埴輪の復元個所をヤスリで磨く作業を行っていきます。キューテックスを調整のため盛ったりするため、表面がかなり凹凸しています。その部分を中心になめらかになるように磨いていきます。

 それと平行して、デジタルトレースを行っています。藤井岡古墳を発掘調査した際、記録した各トレンチの平面図や立面図、断面図をイラストレーターというソフトを使って図面を作成しています。将来、報告書に載ると思うとものすごく緊張します。

 私はパソコンに慣れていないため、非常に大変です。特に、葺石や埴輪の輪郭を描くときに、線の角がたたないようにやらなければなりません。最初のうちは、なかなか上手く描けませんでしたが、少しコツを覚えてきたので、今は楽しく作業を進めています!

デジタルトレース中
  まだ、たくさん作業が残っていますが、放課後や講義の間を縫って頑張っていきたいと思います。

2015年12月10日木曜日

日々の活動~実測~


 こんばんは。アトムです。

雨が降っていますが、研究室では今日も元気に作業に取り組んでます!


 今日は埴輪の実測図の作成です!

 まだ、上手くは描けませんが、先輩や先生の指導によってだんだん埴輪の特徴や表か裏の区別がつくようになってきました。数をこなすにつれて少しづつ慣れてきたように思います。


 今はまだ実測図しか描いていませんが、トレンチのデジタルトレースもしていきたいです。
 

実測風景
アトム

2015年12月3日木曜日

報告書 無事到着!!


 こんばんは
 本日、若狭町から向山1号墳の報告書を受け取ってきました!

 報告書は1冊2キロ余り、かなりの重さでした!!今日は48冊を受け取ってきました。



報告書とその束
 
 発掘調査を行った人、整理作業に参加した人、報告書作りに参加した人など様々な人の思いが詰まった報告書なので、ぜひ多くの方に見ていただきたいと思います!

うら

2015年12月1日火曜日

秋季見学会in田原本・桜井


 こんばんは。
 今日から12月に入り、今年も残りわずかとなりました。
 研究室では埴輪実測を急ピッチで進めています。なんとか年内には終わらせようと頑張っております。
 
 さて、先日の日曜日に秋季見学会ということで、田原本・桜井へ行ってきました。
 真冬並みの寒さでしたが、研究室員だけでなく外部の方の参加もあり、賑やかな見学会となりました。

 午前中は、田原本を中心に唐古・鍵遺跡から鏡作神社、その後唐古・鍵ミュージアムを巡りました。

 唐古・鍵遺跡は、弥生時代を代表する巨大環濠集落です。
 ここで出土したものとして有名なものは、楼閣が描かれた絵画土器があげられます。
 実際に遺跡を訪れると、土器に描かれている特徴的な渦巻き状の屋根飾りや、屋根の上の鳥も細部まで復元されていました。
 そしてもっと詳しく知るために唐古・鍵ミュージアムを訪れ、施設の方に解説していただきました。 唐古・鍵遺跡から出土した遺物の数々に、皆見入っていました。

楼閣

唐古・鍵ミュージアム内

 そして鏡作神社、正式名称は鏡作坐天照御魂神社(ががみつくりにいますまてらすみたまじんじゃ)を訪れました。
 田原本には鏡作と名の付く神社が3社もあり、古代鏡の製作と深く関わったとされています。朱色の大きな鳥居に出迎えられ、身が引き締まる思いになりました。

鏡作神社



 午後からは、桜井方面へ移動し三輪・巻向周辺を巡りました。

 三輪駅から見える三輪山は、古来から大物主大神が鎮まる山として信仰されており、周辺には多数の祭祀遺跡が存在しています。

 そのなかの大神神社は、拝殿の奥にある三ツ鳥居を通じて三輪山を拝む、原初の神祀りの形態を現在まで保ち続けいている神社です。
 日曜日ということで、宝物収蔵庫に入ることができ、子持勾玉や鏡といった周辺遺跡の出土物を拝見することができました。

大神神社 本殿

説明中

 そして、桜井市埋蔵文化センターで後に行く古墳について理解を深めたうえで、茅原大墓古墳からホケノ山古墳、箸墓古墳、纒向石塚古墳、纒向遺跡と古墳時代を代表する遺跡を巡りました。

 三輪山をバックに、茅原大墓古墳、ホケノ山古墳それぞれの墳頂から眺める景色は、大和盆地の古墳を一望でき最高でした。
なにより、全長約280mの巨大な箸墓古墳の大きさには驚く以外ありませんでした。
 また、私がレジュメを担当した纒向石塚古墳は高橋先生の思い出の古墳ということで、緊張しながらの発表でした。戦時中に墳丘が削平をうけていますが、弧文円板や鶏形木製品といった特殊な遺物が出土しています。
 装飾古墳に興味がある者としては、弧文円板の文様を詳しく調べたいと思いました。

茅原大墓古墳にて記念撮影
ホケノ山古墳の説明中
箸墓古墳
纒向石塚古墳

今回の秋季見学会は、1回生の私ともう一人の同回生がルート決め を担当したということで、至らない点もあったと思います。初めてのレジュメ作りや発表だったのですが、なんとか計画していた全ルートを廻ることが出来ました。ひと安心です。

 私は、これから定例研の発表が待っている為、埴輪実測ともに頑張っていきます。

  さかもと

2015年11月30日月曜日

大阪へ行ってきました


 こんばんは

 先週の土曜日に、大阪府立弥生文化博物館で12月6日まで開催されている「海をみつめた縄文人-放生津潟とヒスイ海岸-」を見に行きました。

 近畿の遺物しか見たことのない私には、北陸の縄文文化がとても新鮮で した。特に、中期の縄文土器の第一印象はものすごいものでした。
 縄文土器の見た目は芸術性が高いですが、実際は煮炊きする実用品です。
 また、わざわざ加工が難しいヒスイを使って大珠や勾玉を作っているのをみて、縄文人の美に対する強い思いが伝わってきました。
 この他に、土器や櫛、釣り針、石錘、石錐、管玉などを通して当時の縄文人の生活ぶりが遺物から見てとることができました。
 
 私が一番注目したものは、甕棺に足を骨折した老人が埋葬されている展示でした。
 老人を手当してしている様子が分かり、仲間同士の助け合いが縄文時代にもあったことを示す事例だと思います。
 また、この老人は、縄文人の平均寿命を考えるととても長生きだったことに驚きました。
 
 帰りに、博物館の近くにある池上・曽根遺跡を訪れました。
 私は、29日の秋季見学会のために、唐古・鍵遺跡を勉強していたこともあって、前々から訪れてみたかった遺跡なので興奮しました。
 高橋先生の講義で出てきた、大型建物の独立寄棟柱を実際に見ることができて、より具体的な大きさを体感することができました!

 縄文時代と弥生時代を一気に勉強でき、充実した一日でした。

大型建物

建物内にて

 匠

2015年11月27日金曜日

片づけ!!


 こんばんは!!

 今日は研究室の棚の片づけをしました。棚の空きが少なくなり、全国各地からいただいている報告書を置く場所が無くなってきました。

 整理整頓して色んな報告書をすぐ読めるようにしたいです。

 整理しているとワープロやフロッピーディスクなど、古い物が色々と出てきてびっくりしました。二つとも初めて見たものだったので『これはどうやって使うものなんだろう』『今までこれが研究室で使われていたんだな』と感動しました。

 水拭きしたので乾いたら早速、報告書を置きたいと思います。

片づけた後の棚
 アトム

2015年11月24日火曜日

1回生、初めての定例研究会


 こんばんは

 今日は定例研究会だったのですが、初めての取り組みで、今回は1回生に発表してもらいました。次週以降もしばらくは1回生のターンになります。

  「弥生時代の鏡」というテーマで、凹面鏡と凸面鏡との使用法の違いや多鈕文鏡のこと、北部九州と関西での出土場所の違いなどを発表してもらいました。

 1回生から発表というのは、2回生の時にあまり経験できていなかった私からすると、無理させすぎているような気がしなくもないです。
 ですが、経験がないより少しでも何かやっていた方が自分の力にはなるので、頑張ってほしいと思います。

発表中

 私は先輩として、アドバイスしたり相談に乗ったりするなど、発表がスムーズに行なえるようサポートしていきたいと思います。

うら

2015年11月19日木曜日

朗報です!


 こんばんは

 今日は朗報があります!
 花園大学考古学研究室が、約8年にわたって、整理に携わってきた向山1号墳の報告書が、やっと届きました!!!

 私たち3回生も1回生の時から、整理作業に参加させていただいていたので、出来あがった報告書を手にした時は感動しました。

 多くの人々の手によって刊行された報告書は、どこにも負けないくらい立派なものになっております!ぜひ、皆様にも見ていただきたい代物です。

 これからも、考古学研究室は自信を持って活動していきたいと思います!

若狭 向山1号墳報告書!


小林

 

2015年11月11日水曜日

藤井岡古墳埴輪実測!!

 
 お久しぶりです。アトムです。

 今日から夏休み藤井岡古墳で発掘した埴輪の実測図を描きはじめました。

 私達は、前期の考古学実習で須恵器の実測図を描いているのですが、実測の手順を覚えているか不安でした。しかし、先輩方に指示を受けながら、頑張って描いています。
 
 この実測図が、報告書に載ると思ったら責任感を感じるとともに凄くワクワクしてきます!

 責任を持って最後までやりとげたいです!!

円筒埴輪実測風景

 アトム

2015年11月6日金曜日

in 富山、新潟

 こんにちは
 つい先日、富山と新潟の遺跡を巡ってきましたので、そのもようをお伝えしたいと思います。
 初の新潟県ということで楽しみにしていましたが、 車の長距離移動で若干疲れ気味になってしまいました。

まずはじめに訪れたのは、王塚古墳と勅使塚古墳です。

 王塚古墳は、標高130mの羽根丘陵の尾根に位置しており、昭和23年に越中を代表する古墳として、国の史跡に指定されました。勅使塚古墳と同様に古墳時代前期に婦負地域を治めていた首長と推測されています。

王塚古墳

 勅使塚古墳は、婦負平野を一望できる場所にあり、県内最古の前方後方墳です。谷を挟んで北方約500mに、先ほどの王塚古墳があります。遺物としては、3世紀末の土器が出土しています。

勅使塚古墳をバックに

 次に糸魚川市にある、親不知の海岸を訪れました。
 糸魚川市は縄文時代のヒスイの原産地で、縄文時代の人々はヒスイに「不老不死」や「生命の再生」をたくしたそうです。
 また、翡翠ふるさと館にも行き、天然記念物に指定されている重量102トンのヒスイに驚きました。
 
親不知の海岸


 さらに、寺地遺跡にも行きました。この遺跡は、姫川と青海川の両口にはさまれ、日本海に挟まれた低丘陵の先端部に営まれた縄文中期と晩期の集落跡です。
 また、国の史跡に指定されており、遺物としては、ヒスイや巨木柱が出土しており、ヒスイの玉製作の実態や特殊な祭祀の形態をうかがうことのできる遺跡でもあります。

寺地遺跡

 そして、最後に長者ヶ原考古館を訪れました。
 はじめに長者ヶ原遺跡や発掘の様子の映像を鑑賞しました。そして常設展示室で土器や集落の暮らしなどを見ました。

長者ヶ原考古館 入口から


 今まで、個人では遺跡や古墳巡りをしてきていなかった為、教科書や本の中の情報でしか知りませんでした。しかし、初めて新潟県にも行くことができ勉強にもなりました。まだまだ学ぶことはつきませんが、一つでも自分のものにできるよう頑張っていきます。

さかもと

2015年11月2日月曜日

甲冑形埴輪 形完成


 こんばんは!

 今年の藤井岡古墳の発掘調査で出土した甲冑形埴輪の形が完成しました。

甲冑形埴輪

 今回の復元は、余り関わることができませんでした。久しぶりに復元されている甲冑形埴輪を見ると、発掘中では想像することができなかった大きさや形なので、すごく感動しています。

 まだ、色塗りや実測の作業が残っていますが、形が完成したことは嬉しいです。実測を行なってから色を塗る作業を行なう予定なので、この作業はできるだけ関わりたいと思っています。

 また、秋季見学会のレジュメ締め切りや定例研究会の発表もあるので、しっかりと勉強していきたいです。

もりした

2015年10月28日水曜日

甲冑形埴輪 ほぼ完成しました


 こんばんは!!

 甲冑形埴輪の革綴の表現を復元しました。埴輪に残っている革綴の表現をよく観察して、根気強く形を作っていきました。

革綴の復元中

  まだまだ実測や色塗りなどの作業が残っています。考古学実習で須恵器を実測しましたが、埴輪の実測は初めてなので、上手くいくか不安です。1回生のうちから、このような機会を与えられることは滅多にないことなので、この機会を活かして、埴輪の実測の技術を身に付けていきたいと思います。

 それと平行して、秋季見学会のレジュメの勉強もしています。今回は奈良です。私は唐古・鍵遺跡を担当しているので、その遺跡をみんなに説明できるように勉強していきたいと思います。

秋季見学会の詳細は、後日詳しくお知らせします。

 

 

 

2015年10月22日木曜日

若狭へ!!


 こんばんは!!
 今日は、トータルステーションとGPSの練習をしに、福井県若狭町に行ってきました。

 今回は作業を行なう前に、若狭三方縄文博物館を訪れました。そこで10月7日~11月3日まで行なわれている「向山古墳群の世界」を学芸員の小島さんに解説していただきました。
 今まで、卒業された先輩方や上回の先輩方が、頑張って報告書をまとめてきた姿を見てきました。ですから、それらの成果がこのような場所で展示されているのを見て、とても感動しました。ぜひ、皆様にも見ていただきたいです。

 博物館を後にした直後からパラパラと雨が降ってきたので、屋内で練習するほかありませんでした。そのため、機材を置いてあった若狭歴史文化館で場所をお借りして、トータルステーションの練習をしました。GPSについては、天気が良くないと電波が受け取れないため断念しました。

 以前にもトータルステーションを使ったことがあったのですが、所々記憶から抜けていたのでいい勉強になりました。今後の調査のためにも使いこなしたいです!!

  匠

2015年10月21日水曜日

定例研究会

 こんばんは。
 今日は、昨日行なわれた定例研究会について書いていきます。

 今回のテーマは「古墳時代の装飾大刀」 でした。

 私は、どちらも「たち」と読む「太刀」と「大刀」の違いがよく分かっていませんでした。
 古墳時代の刀は、一般的に知られる、平安時代以降の太刀(日本刀)とは形状が違い、区別するために「大刀」と表記することを知りました。大刀は直刃で、切るだけではなく刺突の機能もあったそうです。

 装飾大刀にはいくつか種類があり、図録等に掲載されている大刀がどの種類であるかを研究室員で話し合いました。話し合うことにより学びが更に深まるという点が定例研の醍醐味のひとつなのだと思います。

 私は、装飾大刀が武力の象徴として祭祀の対象となったことに興味を抱きました。これを機に自分でも調べてみたいと思います。

発表中

 さて、話は変わり、1・2回生が中心に進めている埴輪の復元が、だいぶ終わりに近づいてきました。近いうちに実測や色を塗る作業に入れそうです。

 埴輪の形状を確認しながらキューテックスを削ったり、盛ったりする作業は、時間がかかりますがなかなか楽しいです。違和感のないよう仕上げたいと思います。

井上

2015年10月15日木曜日

完成まであとわずか!(お知らせもあります。)


 こんばんは

 京都も最近では少しづつ寒くなってまいりました。夕方、空を見上げるといわし雲が見えて、「秋だなぁ…」と少し淋しくなるような気持ちになってしまいます。

 さて、そんな中、今日も研究室は作業を進めています。1回生が中心になって行なっている、甲冑形埴輪の復元もそろそろ完成が見え始めてきています。5人で力を合わせて形や見栄えを工夫する姿は、とても頼もしく見えました。

復元作業中

  今回の発掘で出土した円筒埴輪や甲冑形埴輪がどのようなものであったか、だんだんとイメージが湧いてきて面白いです!

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 お知らせです!

 高橋克壽教授の秋の講演会スケジュールをご紹介致します。

・10月24日(土) 兵庫県立考古博物館 
           「池田古墳にみる埴輪の世界」

・10月31日(土) 長岡京市 市民中央公民館
           「倭の五王を支えた山城の覇者-恵解山古墳の被葬者像」

・11月8日(日) 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 
          研究講座「人物埴輪に向けられた考古学者のまなざし」

・11月22日(日) 若狭町歴史文化館
           シンポジウム 「向山古墳群の世界」

・12月5日(土) 研究集会 海の古墳を考えるV 
          「日本海の潟湖と古墳の動態―北陸からの視点―」

・九州考古学会にて講演(題は未定)

 皆さん、ご興味がありましたら、ぜひ足をお運びください。
小林

2015年10月12日月曜日

北陸(石川・富山) in2015


 こんばんは!

 土曜日に石川県埋蔵文化財センターで行なわれた、研究集会『海の古墳を考えるⅤ』に行ってきました。
 羽咋市周辺にある潟湖と古墳についての関係を明らかにするための考えを聞くことができました。私達は、古墳が海と関係するなんて考えもつかなかったため、勉強不足だと痛感しました。

研究会の様子



 次の日に北陸最古級の弥生遺跡である吉崎・次場遺跡を訪れました。
 そこではタイムトンネルの中を通り、遺跡に関する資料を見ました。その資料のおかげで、遺跡の様子が図などで分かりやすく、当時の様子を想像しながら遺跡を見学することができます。

タイムトンネル

 他には、復元された掘立柱建物や高床倉庫などがありました。掘立柱建物は、会議や集会をしたムラの中心地として使われていた建物だったと考えられています。
 
掘立柱建物

高床倉庫

集合写真

 この2日間はとても濃い経験ができました。北陸の町や文化はとても面白く、興味を持つことができました。もっと知識の幅を広げ、多くの遺跡や出土遺物を見ていきたいと思いました。
 これからは、北陸についての遺跡や出土遺物の勉強をして、もっと北陸に親しんでいけたら良いなと思います!!
 匠

2015年10月8日木曜日

甲冑形埴輪まわしました!!


 こんばんは
 本日ついに、甲冑形埴輪をまわすことができました!!

甲冑の文様の確認と復元

 復元作業はここしばらく行なっていたので、今回は1回生にやってもらうことにしました。

 復元の際に盛りすぎたキューテックスを削る作業を1回生の男子に、キューテックスを塗る作業は女子に頑張ってもらいました。
 皆慣れてきたようで、まるで職人並みの仕事ぶりの子もいます。将来有望で楽しみです。

 今は埴輪の形状を見てバランスを整えています。残るは色塗りの作業と実測が待っています。
 ここからが正念場でしょうか。

うら

2015年10月3日土曜日

明日はオーキャン!


 こんばんは

 ただいま研究室では、藤井岡古墳出土の甲冑形埴輪を、どのように復元するかで煮詰まっています。
 数日中には解決させたいところですが、どうなるのでしょうか。


 さて、明日はオープンキャンパスが開催されます。
 ミニ講義や学生によるキャンパスツアー、個別相談などの他、推薦入試対策講座が開催されます。
 今回も考古学研究室にて、考古学体験を行なっております。 
 研究室の今を見られる良い機会に、ぜひ花園大学へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

 研究室員一同お待ちしております!

 うら