2008年10月21日火曜日

色塗り

写真は只今開催されている、秋の企画展『京を掘る‐今解き明かす平安貴族のくらし‐』に展示するための土器の色塗りを行っている風景です。
土器一つひとつの色が少しづつ違うので難しいです。

11月15日まで開催されているので是非見にきてください。
                                        辻瀬

2008年10月6日月曜日

取材が来ていました

今日から花園大学歴史博物館2008年度秋期企画展「京(みやこ)を掘る -今解き明かす平安貴族のくらし-」が始まりました。今朝、オープン直後に展示室をのぞいてみたら、テレビカメラが展示を撮影していました。NHKの取材だそうです。高橋親分が記者さんに解説をしていました(学生の皆さんが大きく関わっていることを強調していました)。近いうちにNHKのニュースででも流れるのではないでしょうか(そういえば、放映予定を聞くのを忘れていた)。

2008年10月5日日曜日

いよいよ明日から

花園大学歴史博物館2008年度秋期企画展「京(みやこ)を掘る -今解き明かす平安貴族のくらし-」が、いよいよ明日から開催です(11月15日まで)。花園大学 発掘日誌: 地鎮跡か??でも紹介した祭祀土坑の実物や発掘された土器などのほか、自然科学の手法による調査についての紹介パネル、情報歴史学研究室が作った3DCGムービーなども展示されます。ぜひ、お立ち寄りください。

2008年9月2日火曜日

接合中

 土器洗いが終わり、只今、 遺物を接合する作業を必死に行っています。
 小さい破片が多く、似ていても少し違う物もあり、大変ですが、がんばります。
 
                                    辻瀬

2008年8月4日月曜日

土器洗い終了!!!


発掘後の整理作業を、研究室に入ってからずっと続けてきました。土器洗いを全て終えてみて、夏休み中には絶対終わらないと思っていた作業を、研究室のメンバー全員で力を合わせて終わらせることができた事にみんなで感激しました。高校時代には、こんな作業に携わる事など考えてもいなかったので、最初はビクつきながらの作業でしたが、今ではすごく貴重な体験ができて、この研究室に入って良かったと思っています。
                                              一回生 田原 

2008年7月8日火曜日

季刊『古代文化』第60巻第1号

季刊『古代文化』第60巻第1号に、発掘現場の写真(図版1)と、高橋親分による解説が載っています。
  • 花園大学考古学研究室「〈図版解説〉平安京右京二条三坊八町の祭祀土坑」(季刊『古代文化』第60巻第1号、2008年6月)

2008年6月16日月曜日

火を使っていた地鎮祭 - 西野神社 社務日誌

神道の専門家の方のブログで、地鎮祭の遺構のことが紹介されています。

2008年5月16日金曜日

基礎工事

基礎工事が進んでいます。

写真には写ってませんが、大きなクレーンが聳えています。

2008年3月26日水曜日

鉄杭

今日、現場を覗いたら、鉄の杭が何本も刺さってました。

2008年3月7日金曜日

起工式、そしてこれから

今朝、起工式がありました。学長の獅子吼とともに、最初の一鍬が刻まれました(写真)。

これから、現場の「破壊」が始まります。新校舎の建築があるからこそ今回の発掘調査もあるわけで、その意味では「破壊」という言い方は、不当な物言いなんでしょう。それはわかっているのですが、昨夏からずっと発掘をしてきた学生さんたちの頑張りを(遠目に)応援して来た人間としては、どうしても「破壊」という、いささか感傷的な言葉を使いたくなってしまいます。

「発掘日誌」は終わりですが、発掘された現場がどのように「破壊」されていくのかを、少しでもこのブログで発信できればと思っています。

2008年3月5日水曜日


今日は拡張部の溝・柱穴・土坑の掘下げ、図面制作、遺構面の掃除、写真撮影を行いました。
また、今日で全ての調査を終了しました。
ありがとうございました。
辻瀬

2008年3月4日火曜日

三度目の拡張!!!

先日、「調査は全て終了ました。」と書きましたが今日、三度目の拡張を行いました。
拡張を行い、建物4の全貌を検出することが出来ました。
明日は、拡張部の溝の掘り下げ、レベル落とし、写真撮影を行う予定です。
                                           辻瀬

2008年2月29日金曜日

掃除



今日は鎮祭遺構の切り取りを行い、今までお世話になったテントなどの備品を片付けました。
                             辻瀬

2008年2月28日木曜日

調査終了!!!




今日はレベルを落とし、図面を確認し、鎮祭遺構を切り取りました。
鎮祭遺構を切り取った跡を削ってみるとAT火山灰と思われる土を検出しました。
また、今日をもって今回の調査は全て終了しました。
                                   辻瀬

2008年2月26日火曜日





今日は鎮祭遺構切り取りめの準備・図面の確認・レベル落としを行いました。
写真がそのときの様子です。
明日も鎮祭遺構切り取りの準備・図面の確認・レベル落としを行う予定です。
                                       辻瀬

2008年2月25日月曜日

作業員さん最後

                      (写真1)
                     (写真2)
                     (写真3)
今日はレベルを落とし、東壁断面の図面制作、鎮祭遺構を切り取るための準備を行いました。
写真1が準備をした鎮祭遺構の様子です。
また、今日で作業員さんが入る最後の日になりました。
写真2・3はみんなで記念撮影をした写真です。
作業員さんにはいろいろとお世話になりました。
ありがとうございました。
                                  辻瀬

2008年2月23日土曜日

現地説明会




今日は13時より現地説明会を行いました。
終わりかけになって来ていただいた方もいらっしゃいまいた。
沢山の方に来ていただき誠にありがとうございました。
まだ現場は続くので最後までがんばります!!!
                                辻瀬

2008年2月22日金曜日

いよいよ

                           (写真1)
                            (写真2)
今日はいよいよ明日に迫った現地説明会の準備を行ないました。
写真1は、準備をしている様子です。
写真2は、写真撮影の時にお世話になった櫓の撤去の様子です。
明日は僕達の半年間の成果をお見せできると思うので、ぜひ現場に足を運んでください。
                                         辻瀬

三次元復元モデルの試作(改訂版)

花園大学 発掘日誌: 三次元復元モデルの試作のはダメ出しを食らったので (^_^;; 親分の指導の下、建物1を作り直しました。まだまだ細かい調整は必要ですが、何とか親分の意にかなうものができつつあります。
貴族を歩かせようとか、無茶は言わないでください>親分 (^_^;;

新聞記事

昨日の記者発表を受けて、各紙で記事になってます:
ネットの記事は消えるのが早いので、閲覧はお早めに。

2008年2月21日木曜日

記者発表

本日の作業は記者発表がある為、午前中は現場と内務班に分かれて記者発表用の準備を行いました。
午後からは、記者発表を行い、遺物の撮影や現場の写真を撮られました。

この姿を見ると、現場が終わるんだなと思いました。

2008年2月20日水曜日

三次元復元モデルの試作

3DCGで建物の復元をしてみました。花園大学 発掘日誌: 建物の変遷にあるように、建物は何回か建て替えられてきたと考えられるわけですが、下の画面写真は最初期の段階の建物の配置です(現地説明会資料の「遺構分布図」における建物1・5・6)。

Google Sketchupで作ったモデルをGoogle Earth上に表示していますので、地面がごちゃごちゃしている部分は航空写真です。


平安京の地図と重ねて、上空から見るとこんな感じ。紫色の部分は御所。


見ればわかると思いますが、突貫工事で作っているので、手抜きだらけの極めてラフなものです(特に建物1はいい加減 (^_^;;)。今週末の現地説明会までにどの程度作れるかはわかりませんが、できるかぎりのことは作ってみたいと思います。

写真撮影

今日は写真撮影、中央アゼ大溝部分の掘り下げ、調査区南壁・馬代小路(推定)の壁断面の図面制作を行いました。
また、今日大溝掘り下げ時、高杯の脚・須恵器片・土師器片などを検出しました。
現説に向けて体力を温存したいと思います。
                                           辻瀬

2008年2月19日火曜日

(写真1)
                     (写真2)
今日は遺構面の掃除と写真撮影を中心に作業を行いました。
写真1は七間の邸宅跡の写真です。
写真2はL字形の区画溝の写真です。
赤い線を引いているところです。
明日は中央アゼの大溝部分と大溝の西アゼを掘下げる予定です。
                                   辻瀬

2008年2月18日月曜日




本日は柱穴の断割り図作成、アゼ断面図作成、写真撮影を行ないました。
本日も突然、雪が散らつくこともありましたが、無事に作業を行なうことができました。
また、本日は今後の現場作業の進行計画を立てました。
その計画通りに進められるように学生一同頑張っていきたいと思います。

本日の写真は柱穴の断割り図作成の様子と現在の現場の様子と本日、撮影した写真の様子です。

2008年2月17日日曜日

今日は午前中は雪のため研究室で現説案内状制作を行いました。
午後から天気がよくなったので、現場と研究室に分かれ作業を行いました。
現場では中央アゼ・南部壁・土坑の断面図を行いました。
申し訳ないですが、今日も写真は撮れませんでした。
                                       辻瀬

2008年2月16日土曜日

中央アゼ突破!!

本日の作業は柱穴の断割り図と中央アゼの断面図を作成しました。
また、土器群の検出を作業員さんに行なってもらい、写真撮影を行ない、井戸の検出を行ないました。
本日は突然、雪が降りましたが、無事に作業を進めることができました。
残念ながら、本日の写真はありませんが、明日以降には現場の写真を載せたいと思います。

2008年2月15日金曜日

今日は現場と研究室にわかれ、現場では、柱穴の断面図制作・完掘を行い、研究室では、現説資料の編集、招待状の制作を行いました。
柱穴を完掘している時に瓦片など多数の遺物を検出することができました。
明日も、柱穴の断面図制作・完掘、現説資料制作を行う予定です。
                                     辻瀬

2008年2月14日木曜日

ベルトコンベアー回収

                              ↑ベルトコンベアー回収
                                      ↑柱穴並ぶ   

今日は、半年間一緒に現場を続けてきたベルトコンベアーとお別れをしました。半分近く回収されたので遺構面が広く感じました。

今日は、拡張部の写真撮影を行ないました。改めて現場を見ると綺麗に柱穴が並んでいたので気持ちが良かったです。現地説明会の資料作りも終わりが見えてきました。
明日は、現地説明会の資料作りと現場の2班にわかれて作業を行っていきます。

2008年2月13日水曜日

資料作成と現場


本日は資料に載せる写真のための溝と柱穴、土坑を堀下げました。朝現場一面が真っ白だったので驚きましたがなんとか全部溶け作業を行なうことが出来ました!途中雪が降ったりして寒さと戦いながらの調査となりました。



上の写真は柱穴群と土坑の出土状況です。


昨日は資料を皆で作成しました!締め切りも迫っているので切羽詰まったじょうたいです!でも皆でがんばって成功させていきたいと思います!
                                            古谷

2008年2月11日月曜日

建物の変遷


本日は現場で建物が成り立つか、建物の位置関係などの確認を行ないました!図面を見て頭の中で考えるだけでは難しく、現場で成り立つ柱穴同士を水糸を使って囲いながらイメージ図をやっと頭で作ることが出来ました! 上の写真は赤の水糸で柱穴を囲っている写真です。

現場で確認が終わった後研究室で1/100縮図で成り立った建物を実際に線を入れて形にしながらいくつもある建物の変遷や周りとの位置関係などを皆で話し合い、ひとつひとつ確認していきました!
下の写真は研究室での作業風景です。 
時間がほんとにないので一人一人が頑張って完成させていきたいと思います!
                                         古谷

2008年2月10日日曜日

現地説明会に向けて!

本日は休日を返上して第2拡張部の遺構実測を行いました。
昨日は現地説明会に向けての資料の作成にあたりました。普段現地説明会でもらう資料が作成するとなるとこんなにも難しいものだとは思いませんでした。これから現地説明会日まで研究室で試行錯誤しながらよく検討て資料を作成していき、成功させていきたいと思います!
                                              古谷

2008年2月8日金曜日

受験生現場に来る

今日は、柱穴の段下げと溝掘りを行いました。もうすぐ遺構面の実測が始まるので頑張って行きたいと思います。
受験生が現場に見学に来てくれました。興味を持ってくれた学生がいてくれたら非常に嬉しいです。

2008年2月7日木曜日

地鎮跡か??

                            写真1

                             写真2

                             写真3


調査区南西隅で、宅地の中心的な建物と思われる桁行7間以上の東西建物を確認しました。
おととい、写真を掲載した柱穴群がその側柱列です。この側柱穴の西から2番目と3番目のちょうど中間で地鎮跡と思われる遺構が発見されました。
小さい穴を掘って、火を焚いた後に土器を置いた状態で見つかりました。
建物を建てる際に、地鎮の祭りを行った跡かもしれません。
写真1は検出している様子です。
写真2は地鎮跡と思われる遺構の柱穴との関係を表した絵です。
写真3はその遺構のアップの絵です。
明日からは、本日までに検出されました柱穴の段下げと遺構の堀上げを行います。
受験生の方も気軽に見学に来てくれると嬉しいです。





2008年2月6日水曜日

第二次拡張部


本日は第二次拡張部で、遺構検出を行った後溝の掘下げを行いました!
今日でだいたいの溝の掘下げを行うことが出来たので明日から柱穴の位置関係などを詳しく調査していきたいと思います!
                                   古谷

2008年2月5日火曜日

拡張終了!!!

(写真1)
                           (写真2)      

                           (写真3)

今日は拡張部の遺構面の検出を行いました。

そして、今日で予定していた拡張は終了しました。

写真1は拡張と遺構面を検出している様子です。

写真2・3は拡張部で検出した柱穴です。赤い丸で囲っているのが柱穴のある場所です。

明日は今日検出した溝などを掘り下げる予定です。

                                      辻瀬