2014年7月24日木曜日

49年ぶりと150年ぶりの復活です!


 こんにちは
 
 今日は祇園祭の最後の大目玉である「後祭の巡行」を見に行ってきました!
 「前祭」は講義の関係で見ることができませんでしたが、今日は試験期間中のため試験のない学生で見学してきました。会場にはたくさんの人がいて、観光客や外国人観光客の人も大勢いました。

  山鉾巡行は、ゆっくりと烏丸御池をスタートし四条烏丸まで進んで行きました。最初山鉾が真正面から進んできたときに、その大きさに驚きました。赤や緑といったタペストリーの色合いと金箔のある装飾、桜や竹を飾った山鉾は人の目を引き付けるものでした。特に150年ぶりに復活した大船鉾は船がこちらに乗り上げてくるような迫力があり、その後に見える船全体の形がきらびやかで豪華な印象を受けました。
 

南観音山と曳き手


黒主山
鯉山

 この鯉山のタペストリーは、14世紀~15世紀にブリュッセル(ベルギー)で製作された5枚連作のうちの1枚だそうです。 

大船鉾

  曲がり角のところでは、山鉾を方向転換させる「辻回し」が行なわれます。曳き手が力を合わせて鉾を曳くのですが、山鉾は最大で12トンもの重さがあります。それを大人数とはいえ、人力で動かしていることに驚きました。さすがに、人力のみで山鉾の回転はおこなえないので、車輪と道路の間に竹を挟み滑りやすくし、鉾の辻回しを行ないます。掛け声と共に山鉾が勢いよく方向を変える瞬間、祭の見学者達からは「おー!!」と歓喜の声と拍手があがりました。

大船鉾の方向転換の様子
  私の祭のイメージが賑やかなものであったため、静かに執り行なわれる祇園祭に少し驚き、やっぱり京都は違うなと思いました!都であった京都らしい雅な雰囲気を漂わせる音楽と大きく迫力のある山鉾は、見る人を圧倒していました。特に今年は、150年ぶりに大船鉾が完全復活したことということで、観光客はもちろんのこと、京都市民の人たちも盛り上がっているようでした。

 1000年以上も続く祭のうえに、今年から復活した「後祭」と150年ぶりの「大船鉾」を見ることができてとても良かったです。
 京都の伝統がこれからも受け継がれていき、なくなってしまった伝統もどうにかして復活させようと努力をしてくれている人々がいることに感動した日でした。

こばやし

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