2014年6月26日木曜日

博物館見学に行ってきました!

 こんにちは!

 梅雨なのにまったく雨が降らない日々が関西では続いている、そんな蒸し暑い日曜日に奈良県橿原市に行ってきました!

 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館では、訪れた日曜日まで「春季特別展 弥生時代の墓-死者の世界-」が開催されていました。今回のテーマは弥生時代の墓ということなので、発掘された人骨や棺が豊富に展示されていました。

 今回私は人骨に興味を持ちながら見学しました。普段見られないような横臥屈葬と呼ばれる横腹を下にした状態の人骨や、指輪を付けたままの状態で埋納されている人骨などを見る事ができました。
 特に、井戸に落ちて上半身だけが残っている人骨を見たとき、遠い昔の事故の被害者を知ることができるのも考古学ならではだなと思いました。改めて文字の無い時代を想像することができて、とても楽しかったです!

 橿原考古学研究所博物館を後にして次に訪れたのは市尾墓山古墳です。国の史跡に指定されている全長100m程の前方後円墳です。後円部上段には横穴式石室があり、そこには家形石棺が安置されていました。
 石棺が安置されている石室の様子もじっくりと観察することができました。古墳自体も草を伸ばし放題にするのではなく、手入れがなされており古墳の形が分かりやすかったです。

市尾墓山古墳

 最後に訪れたのは、今年4月に新沢千塚古墳群の傍にオープンした、橿原市の歴史を学ぶ博物館である、歴史に憩う橿原市博物館です。
 館内は、バリアフリーで造られており、展示品は、展示ケースにあえて入れずにそのまま展示してありました。この博物館は、橿原市の歴史に興味を持ってもらえるように、たくさんの工夫がされていました。
 来月には東京国立歴史博物館にある重要文化財の新沢千塚古墳群の副葬品が里帰りをするそうです!

 みなさんもぜひ訪れてみてはいかがですか?

こばやし

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