2015年10月28日水曜日

甲冑形埴輪 ほぼ完成しました


 こんばんは!!

 甲冑形埴輪の革綴の表現を復元しました。埴輪に残っている革綴の表現をよく観察して、根気強く形を作っていきました。

革綴の復元中

  まだまだ実測や色塗りなどの作業が残っています。考古学実習で須恵器を実測しましたが、埴輪の実測は初めてなので、上手くいくか不安です。1回生のうちから、このような機会を与えられることは滅多にないことなので、この機会を活かして、埴輪の実測の技術を身に付けていきたいと思います。

 それと平行して、秋季見学会のレジュメの勉強もしています。今回は奈良です。私は唐古・鍵遺跡を担当しているので、その遺跡をみんなに説明できるように勉強していきたいと思います。

秋季見学会の詳細は、後日詳しくお知らせします。

 

 

 

2015年10月22日木曜日

若狭へ!!


 こんばんは!!
 今日は、トータルステーションとGPSの練習をしに、福井県若狭町に行ってきました。

 今回は作業を行なう前に、若狭三方縄文博物館を訪れました。そこで10月7日~11月3日まで行なわれている「向山古墳群の世界」を学芸員の小島さんに解説していただきました。
 今まで、卒業された先輩方や上回の先輩方が、頑張って報告書をまとめてきた姿を見てきました。ですから、それらの成果がこのような場所で展示されているのを見て、とても感動しました。ぜひ、皆様にも見ていただきたいです。

 博物館を後にした直後からパラパラと雨が降ってきたので、屋内で練習するほかありませんでした。そのため、機材を置いてあった若狭歴史文化館で場所をお借りして、トータルステーションの練習をしました。GPSについては、天気が良くないと電波が受け取れないため断念しました。

 以前にもトータルステーションを使ったことがあったのですが、所々記憶から抜けていたのでいい勉強になりました。今後の調査のためにも使いこなしたいです!!

  匠

2015年10月21日水曜日

定例研究会

 こんばんは。
 今日は、昨日行なわれた定例研究会について書いていきます。

 今回のテーマは「古墳時代の装飾大刀」 でした。

 私は、どちらも「たち」と読む「太刀」と「大刀」の違いがよく分かっていませんでした。
 古墳時代の刀は、一般的に知られる、平安時代以降の太刀(日本刀)とは形状が違い、区別するために「大刀」と表記することを知りました。大刀は直刃で、切るだけではなく刺突の機能もあったそうです。

 装飾大刀にはいくつか種類があり、図録等に掲載されている大刀がどの種類であるかを研究室員で話し合いました。話し合うことにより学びが更に深まるという点が定例研の醍醐味のひとつなのだと思います。

 私は、装飾大刀が武力の象徴として祭祀の対象となったことに興味を抱きました。これを機に自分でも調べてみたいと思います。

発表中

 さて、話は変わり、1・2回生が中心に進めている埴輪の復元が、だいぶ終わりに近づいてきました。近いうちに実測や色を塗る作業に入れそうです。

 埴輪の形状を確認しながらキューテックスを削ったり、盛ったりする作業は、時間がかかりますがなかなか楽しいです。違和感のないよう仕上げたいと思います。

井上

2015年10月15日木曜日

完成まであとわずか!(お知らせもあります。)


 こんばんは

 京都も最近では少しづつ寒くなってまいりました。夕方、空を見上げるといわし雲が見えて、「秋だなぁ…」と少し淋しくなるような気持ちになってしまいます。

 さて、そんな中、今日も研究室は作業を進めています。1回生が中心になって行なっている、甲冑形埴輪の復元もそろそろ完成が見え始めてきています。5人で力を合わせて形や見栄えを工夫する姿は、とても頼もしく見えました。

復元作業中

  今回の発掘で出土した円筒埴輪や甲冑形埴輪がどのようなものであったか、だんだんとイメージが湧いてきて面白いです!

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 お知らせです!

 高橋克壽教授の秋の講演会スケジュールをご紹介致します。

・10月24日(土) 兵庫県立考古博物館 
           「池田古墳にみる埴輪の世界」

・10月31日(土) 長岡京市 市民中央公民館
           「倭の五王を支えた山城の覇者-恵解山古墳の被葬者像」

・11月8日(日) 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 
          研究講座「人物埴輪に向けられた考古学者のまなざし」

・11月22日(日) 若狭町歴史文化館
           シンポジウム 「向山古墳群の世界」

・12月5日(土) 研究集会 海の古墳を考えるV 
          「日本海の潟湖と古墳の動態―北陸からの視点―」

・九州考古学会にて講演(題は未定)

 皆さん、ご興味がありましたら、ぜひ足をお運びください。
小林

2015年10月12日月曜日

北陸(石川・富山) in2015


 こんばんは!

 土曜日に石川県埋蔵文化財センターで行なわれた、研究集会『海の古墳を考えるⅤ』に行ってきました。
 羽咋市周辺にある潟湖と古墳についての関係を明らかにするための考えを聞くことができました。私達は、古墳が海と関係するなんて考えもつかなかったため、勉強不足だと痛感しました。

研究会の様子



 次の日に北陸最古級の弥生遺跡である吉崎・次場遺跡を訪れました。
 そこではタイムトンネルの中を通り、遺跡に関する資料を見ました。その資料のおかげで、遺跡の様子が図などで分かりやすく、当時の様子を想像しながら遺跡を見学することができます。

タイムトンネル

 他には、復元された掘立柱建物や高床倉庫などがありました。掘立柱建物は、会議や集会をしたムラの中心地として使われていた建物だったと考えられています。
 
掘立柱建物

高床倉庫

集合写真

 この2日間はとても濃い経験ができました。北陸の町や文化はとても面白く、興味を持つことができました。もっと知識の幅を広げ、多くの遺跡や出土遺物を見ていきたいと思いました。
 これからは、北陸についての遺跡や出土遺物の勉強をして、もっと北陸に親しんでいけたら良いなと思います!!
 匠

2015年10月8日木曜日

甲冑形埴輪まわしました!!


 こんばんは
 本日ついに、甲冑形埴輪をまわすことができました!!

甲冑の文様の確認と復元

 復元作業はここしばらく行なっていたので、今回は1回生にやってもらうことにしました。

 復元の際に盛りすぎたキューテックスを削る作業を1回生の男子に、キューテックスを塗る作業は女子に頑張ってもらいました。
 皆慣れてきたようで、まるで職人並みの仕事ぶりの子もいます。将来有望で楽しみです。

 今は埴輪の形状を見てバランスを整えています。残るは色塗りの作業と実測が待っています。
 ここからが正念場でしょうか。

うら

2015年10月3日土曜日

明日はオーキャン!


 こんばんは

 ただいま研究室では、藤井岡古墳出土の甲冑形埴輪を、どのように復元するかで煮詰まっています。
 数日中には解決させたいところですが、どうなるのでしょうか。


 さて、明日はオープンキャンパスが開催されます。
 ミニ講義や学生によるキャンパスツアー、個別相談などの他、推薦入試対策講座が開催されます。
 今回も考古学研究室にて、考古学体験を行なっております。 
 研究室の今を見られる良い機会に、ぜひ花園大学へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

 研究室員一同お待ちしております!

 うら