今日から大学はテスト期間に入りました。蒸し暑い日が続いていますが、しっかりテスト勉強して臨みたいと思います!!
さて、先週の土曜日に天理へ行ってきました。
天理大学付属天理参考館では9月1日まで「第72回企画展 はにわ大集合!」が開催されています。テーマは埴輪でしたが、その他にも馬具や装飾品、刀、鏃など豊富な資料を見ることができました。
今回の企画展の図録 |
円筒埴輪や家形埴輪、器財埴輪と並ぶ中、私は、馬に乗る人の埴輪の表現が気になりました。馬は手綱を付けただけの、裸馬に近い状態で表現されていました。しかし、その上に乗っている人のサイズが馬に対して明らかに小さいのです。だからと言って人の表現はおろそかにはされておらず、庇が表現され、背中には荷物を背負っていたような跡、足の指の表現までしっかりなされていました。このアンバランスさが私にとって、なんとも気になる埴輪でした。
次に、研究室大会で話題に上った赤土山古墳を訪れました。
赤土山古墳は、史跡に指定された全長約106mの前方後円墳です。後円部先端に造り出しが築かれ、その上には埴輪が置かれていました。今は整備され、レプリカの埴輪が置かれています。
造り出しに置かれた埴輪 |
造り出しの上に置かれた家形埴輪はあの世の世界観を表していて、下に置かれた囲形埴輪は、水に関する祭祀を表している、と言われています。
上の写真には後ろを向いていますが、あの世を表す鶏の埴輪が写っています。
囲形埴輪(写真手前) |
その後、昨年の秋季見学会で訪ねた西山古墳を見て回り、最後に訪れたのはハミ塚古墳でした。約48m×45mの方墳で、奈良県下の終末期古墳としては石舞台古墳と同じ、最大クラスの規模だそうです。
現在はコンクリートで周りを囲まれ、かろうじて看板の説明書きで古墳だと分かる、という状態でした。石室内部などを見ることができず、とても残念でした。
現在のハミ塚古墳 |
うら
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