2013年3月13日水曜日

ゼミ旅行初日!


 こんにちは。

 少し遅くなりましたが、これから先日のゼミ旅行の様子を紹介します。



 1日目 3月7日(木)

 例年通りの現地集合で、夜行バスや新幹線など様々な方法で品川駅には全員無事に集合し、電車とタクシーを使って最初の見学地である千葉県市原市の上総国分僧寺へ向かいました。

 上総国分僧寺は中心伽藍以外の施設の状況が明らかになっています。塔の基壇はとても大きく、上に建てられていた七重塔が案内板に復元して示されており、市原市庁舎との対比図が描かれ、訪れた人にもその大きさがイメージしやすいような工夫がされていました。また、かなり規模の広い寺域を持っています。

国分僧寺の塔前で
  続いて神門5号墳を見学した後に上総国分尼寺に向かいました。こちらは先ほどの国分僧寺とはうってかわってみごとな復元がされている寺院です。
 まずは併設されている資料館へと足を運びました。ここには正面の窓から尼寺の復原を眺めつつ、復元模型を見ることが出来る展示工夫がされていました。尼寺の復原は一部だけでしたが、とても綺麗に復元されており、当時の姿がイメージ出来たのではないかと思います。

上総国分尼寺にて

 次に向かった市原市埋蔵文化財センターでは、縄文土器の展示が行われており、関西とはまた違った土器の文様や貝殻装飾品などを皆食い入るように見ていました。
 関東の縄文に少し触れた所で、続いてまさに縄文時代の定番遺跡である貝塚へと足を運びました。

 向かった加曽利貝塚では、広い遺跡公園の中に断面の復原や、住居跡の復原展示がされていました。ここでは資料館の方に案内して頂き、貝塚の復原とその維持の大変さを聞きました。
 貝塚では、多種多様な貝によって層が分かれており、この貝の中には小型で生食に適さず、出汁などの加工を行わないと食用にならない貝が存在すると聞きました。

 
 関東には貝塚が多数存在していますが、その要因は東京湾が現在の位置よりも内陸に浸食しており、その沿岸部を中心にに貝塚が多数作られたことに起因します。加曾利貝塚の資料館では関東のそうした貝塚の位置や、時期ごとの違いがわかるような展示工夫がされており、今回のゼミ旅行では加曾利貝塚以外の関東のほかの貝塚には今回訪れることはできませんが、少し関東の貝塚の歴史に触れることができました。

加曽利貝塚の貝層を見る一同

2日目につづく…


あんちん

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