2012年12月3日月曜日

冬季見学会


こんにちは
 


 前回の更新に引き続いて間が空いてしまい、申し訳ありませんでした。


 さて、研究室では先日の日曜日に奈良県の斑鳩方面へ見学会に行ってきました。


 今回の見学会は、少し寒くなってきましたが、レンタサイクルを使って斑鳩の地を巡りました。

 

 そんな中で、今回見学地として廻った遺跡や寺院の一部を紹介します。


 藤ノ木古墳では、石室から非常に多くの遺物が見つかったことで有名な古墳ですが、直前に訪れた斑鳩文化財センターでは「藤ノ木古墳の馬具展」という企画展が開催中で、石室から出土した透かし彫りを施した金色の馬具が展示されており、その輝きに圧倒されました。他にも館内では藤ノ木古墳の発掘の様子や、多くの遺物が発見された石棺内の様子も細かな解説がなされ、この古墳の出土遺物の重要性が伝わりました。

藤ノ木古墳見学の様子


 続いて訪れた法隆寺では、さすがの観光地で修学旅行生など多くの見学者に出会いました。広々とした寺域内で数多くの文化財を目にすることができました。

また、中宮寺や法起寺など斑鳩地域の寺院を廻り、今回の見学会で聖徳太子とその一族によって建設された法隆寺・法起寺・法輪寺の斑鳩三塔すべてを巡ることができました。 
この見学会を通して聖徳太子の時代から連綿と紡がれてきた斑鳩の歴史ある寺院や、その下層遺構について勉強することができました。

法隆寺にて


 今回の見学会は、藤ノ木古墳をはじめとする古墳、法隆寺や中宮寺等の寺院を中心とした見学会でした。

これまでの見学会で今回ほど寺院を巡ったことはなく、出土した瓦や、伽藍、建築物など今回の見学地ならではの学べる要素が多いものでした。


古墳時代以前のイメージが強い考古学ですが、寺院など古代の遺跡に対しても1回生に興味を持ってもらえたのではないかと思います。

トミー・あんtin

0 件のコメント:

コメントを投稿