4日目 3月9日(金)
今日は朝一番で青森市にある三内丸山遺跡に向かいました。
今日は朝一番で青森市にある三内丸山遺跡に向かいました。
三内丸山遺跡は日本最大級の縄文時代集落跡で縄文時代の集落遺跡を代表するものとして多くの本に紹介されているので、ご存知の方も多いと思います。
遺跡の全貌は雪に埋まっていてよく見えませんでしたが、展示室内には再現模型があり、この模型からある程度のイメージができました。
遺跡内ではガイドの方に案内して頂き、櫓のように大型・通常の竪穴建物や写真にもやぐら状に復元されたものが映っている大型掘立柱建物やお墓などを見ていきました。さらに主要な遺構はドームで覆われた中に検出された状態のまま見る事が出来ます。
縄文時代の建物跡自体見たことのない私はただただ驚くばかりでした。
また、展示室に並ぶ資料も円筒土器など近畿とは異なるものが並ぶほかに、ヒスイや黒曜石など他地域から持ち込まれたものなど当時の流通にも興味がわいてきました。
三内丸山遺跡 縄文時遊館のエントランス部
整備された三内丸山遺跡
(後ろの鉄塔が見えなければ現代のようには見えないかも)
(後ろの鉄塔が見えなければ現代のようには見えないかも)
大型掘立柱建物跡の柱穴
さて、三内丸山遺跡を堪能した後は、この日中に京都に戻らなくてはならないので(竜飛岬ではなく)青森駅北の港から海を眺める事にしました。まだまだ湾の中ではありましたが「このまま北へ向かへば北海道」と思うと北のほうへ来たということを改めて実感します。
さて、来た道をひたすら戻りながら行ける遺跡として向かったのが秋田県鹿角市の大湯環状列石・大湯ストーンサークル館です。
ここは直径45m以上の万座・野中堂の二つの環状列石を主体とする遺跡です。環状列石の周囲には、掘立柱建物・土抗・貯蔵穴などが列石を取り囲むように同心円状に分布しています。環状列石は、墓の集合体で、これを中心に儀式も行われていたと考えられ、当時の葬送儀礼、祈りやまつりなどを考える上で重要なものです。
この後新幹線に乗り無事京都に新幹線で戻りました。移動だけ見ると東北もあっという間に行ける事を感じました。
これでゼミ旅行の記事はおしまいです。
旅行中は様々な時代にわたって東北文化に触れることが出来ました。本などで普段自分たちの見ている資料と異なることは知っていましたが、実際に見てみるとその違いを肌で感じることができました。
普段は近畿周辺をはじめとする西日本にしか目がいかない私たちですが、これから全国の様々なことに目を向けていきたいです。
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