こんにちは!
季節も春真っ盛りで、とても気持ちがよい日が続いています。
暖かくなり新しい仲間も入ってきたということで、先週の土曜日に新入生歓迎会を開催しました。
はじめに向かったのは物集女車塚古墳です。
今回は特別に年に1回しか見られない石室内入ることができました。
1回生の方々ははじめて入った石室内の空気をどう感じたのでしょうか?私は薄暗くて狭い石室の中で不気味さを感じました。今は綺麗に整備されていますが、古墳時代の人々が石室の中に人を埋納するときどんな感じだったのかが体感できるよい機会でした。
実はこの古墳、向日市の公式アプリでARやVRに対応しているハイテク古墳です。CGで再現された当時の姿と見比べてみると楽しいですよ。
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説明中
後ろの古墳が物集女車塚古墳です |
続いて向かったのは五塚原古墳です、道中では時間の関係で行くことのできなかった寺戸大塚古墳の説明を挟みながら歩いて行きました。
この古墳は4世紀に造られた前方部がバチ形になっている前方後円墳です。斜面を登った頂上にある細長い古墳でした。
この古墳は箸墓古墳の3分の1の大きさであることから箸墓古墳を知るうえで重要な古墳であると考えられています。
現在は埋葬施設まで調査が進んでおらず、詳しいことは謎に包まれています。
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五塚原古墳へのぼります |
向日市文化資料館で見学を終え、向日神社の参道を登った先にあるのが元稲荷古墳です。
この古墳は前方後方墳で、4世紀に造られた古墳です。
円筒型埴輪の祖形になったと考えられている特殊器台形埴輪などが出土しています。
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集合写真をパシャリ!
この後、雷がなり雨が降り出しました
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最後は長岡宮の大極殿跡と朝堂院跡です。長岡宮跡地を見学している最中は雨が降りだしてしまい、傘をさしながらの見学となりました。
この長岡京は平安京に移るまでのわずか10年という短い期間に存在した都です。
当時は華々しい都として、政治がここで行われていて、歴史の中心になっていたのだと思うと不思議な感覚で、桓武天皇の時代から伝わる歴史の重さというものが感じられます。
実はここもさきほど紹介したアプリが対応し、大極殿や朝堂院などを再現したCGを楽しむことができ、その大きさを体感することができました。みなさんもぜひ、現地で体験してみてください。
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説明中
雨の中、看板などをつかって説明します |
今回の新入生歓迎会は、雨が降り出すというトラブルもありましたが、1回生に高校生の時に教わった歴史の教科書とはまた違った魅力あふれる京都を体感してもらえたと思います。
フクマ