こんばんは。ブログの更新が滞っていてすみません。
さて、私は去年6月に安満遺跡の現地説明会に行ってきたので、その遺跡の速報展を見てみようと思い、先日高槻まで行ってきました。
まずはJR高槻駅からすぐ近くの上宮天満宮へ。長い階段を登った先に本殿があります。
看板によると、どうやらこの辺りには古墳が2基ある模様。後になって調べたところ、この天満宮の東側には昼神車塚古墳という全長60mの前方後円墳があるようです。次に高槻方面に行く時には寄ってみたいと思います。
参拝した後、徒歩で今城塚古墳に向かいました。
今城塚古墳は総長450mの前方後円墳で、継体天皇の真の陵墓といわれています。発掘調査されたのちに整備され、現在は公園となっています。
私は大学入学以前に1度、今城塚古墳に来たことがあったので2回目の訪問となりました。
当時はよく分からずに見ていたのですが、改めて見ることで造出の存在に気付き、軽く感動してしまいました。
墳丘に登ってみると、その大きさに驚くほかありませんでした。当然ながら、私達が発掘調査した藤井岡古墳とは比べ物にならない大きさです。
また、墳丘の上で遊ぶ少年達を見て、古墳を身近に感じられるのは良いなぁと思いました。
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今城塚古墳(北側から) 手前が前方部 |
最後に、今城塚古墳の傍にある今城塚古代歴史館に行きました。
今城塚古代歴史館では現在、企画展「よみがえる弥生文化の原風景―安満遺跡の最新成果―」をやっています。2月21日までなので、興味のある方は是非見てください。
企画展では安満遺跡から出土した弥生土器、石器、木製品、その他写真や新聞記事などが展示されていました。
去年の安満遺跡の調査では弥生時代後期の水田や方形周溝墓、甕棺墓、灌漑施設が見つかりました。今までの調査成果と合わせると住居・水田・墓地が揃っており、この3つが全て揃っている遺跡は数少ないのだそうです。今後の調査も楽しみにしたいと思います。
高槻は、他にも古墳や遺跡が多々ある地です。
個人的には多くの鏡が出土した安満宮山古墳が気になります。
今後、他の遺跡も巡ってみたいと思います。
井上